シェアする
長尾side
今度こそ、死のうと思った。
自分が生きてる意味が、完全にわからなくなった。
みっちーに、捨てられた。
その事実に、涙も出なくて。
あぁ、やっぱり、そうだよね、って。
僕は、今でも、いらない子だったんだ。
なにわ男子に入って、ちょっと、ほんのちょっとだけ、自分に自信がもてて、もう、心配しなくてもいいかも、って、思ったのに。
僕の居場所はもうない。
なにわ男子なら、僕がいなくてもデビューできるはずや。
もし、僕が死んだせいで迷惑がかかっちゃったら、ごめんね。
許してくれないかな?
大好きだったよ。
じゃあね。
僕の愛するみっちーを思い浮かべながら、静かに空へ飛び立った。