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「「水蒸気爆発!!」」
「わっ」
対象外にされてるとはいえ結構きつい。
「爆発なら!」
「爆発オチなんてサイテー!」
新たに爆発が起きた。全員防いだが向こうは結構きついはずだ。しかも攻撃できるのが1人しかいない。
「やったか!?」
「それ言ってる時って絶対やってない!!」
ウパさんとLatteさんがぎゃあぎゃあ騒いでいる。でもあたりに気配はない。
「っ時止め!」
「流石に分が悪い勝負ですね、あなたたちのことは覚えておきますが報告はしません!では〜」
最後まで大声…
「いや〜何が何だかって感じでしたね、俺らなんもしてませんよ」
iemonさんに声で我に返ったのかウパさんとLatteさんがびっくりしながら今までの出来事を思い出している。
「…お二人ともバディって知ってますか?」
「「バディ?」」
2人ともくびをかしげている。
バディってそんなに聞かないか。
「じゃあ、私とLatteさん宅にちょっときてもらってもいいですか?ウパさん。」
「ああ。いいですよ、行きます」
「じゃあ私たちは朝食の準備をしてますね〜」
ナイス弟子!!
「バディとは魔法使い同士が手を組む…まあ相棒の証みたいなものですね。相方が半径10km以内にいると発動します。」
「結構近くないですか?10km」
「まあまあ半径10km以内にいると2人にバフがかかります。具体的な内容は魔力2倍、体力2倍、攻撃の威力も2倍です。さっきの水蒸気爆発とかの2人で大技をしたりコンボ技を決めたりすると威力が3倍です。」
「つっよ!」
そう、でもこれだけだったらみんなやっているし有名なはずだ。これが有名じゃない理由は…
「デメリットもあります。10km以内でないと発動しない、片方が死ぬともう片方は本来の自分の実力の半分しか力が出ないこと、バディを組んでしまうと相手が誰でも結婚ができない。もちろん付き合うことも」
「…」
まあ、そうだよねえ。こんな縛り嫌だよね
「…やりましょう、ウパさん」
Latteさんが沈黙を破った。まあこれ相手の1番になることだよね。
「いいんですか?でも俺、人をたくさん殺したんです。あなたとつりあわないんですよ」
「いやあ恥ずかしながら私もたくさん殺してるんですよ。というか私がやりたいんです、わがままにつきってくれません?」
「…いいですよ」
ウパさん、隣になたって話せるじゃん…まあお互い様だもんね話す資格はあるか。
「やり方は魔法陣を描いてその上に2人で立って呪文詠唱です」
「詠唱は………です。」
「わかりました。」
「⚪︎△…」
「◻︎×…」
「「契約を申し込む!」」
すると辺りが水色と赤い光に包まれ思わず目を瞑る。目を開けると2人の手にはネックレスがあった。それぞれLatteさんは水色のウパさんは赤の飾りがついている。
「…これは?」
「ああ、飾り同士でくっつけてみてください。」
ウパさんとLatteさんの飾りを近づけるとあたりが少しずつ光が出てくる。そして空中に魔法陣が浮き上がる。
「連携して出す魔法の鍵見たいなやつです、魔法を入れて切り札にしてもいいですね」
「ほ〜」
「あっLatte!!魔法なに入れる?」
「えーとねー」
2人だけの世界にはいっちゃったかな?じゃあ私はレイラーさんのところに行くかあ。
そうして2人を背に歩き始める。