「……ゲー、ム?」
頬に伝う氷のような冷や汗を流しながら、僕はそう呟いた。
鳩が豆鉄砲を食ったような顔で空を見上げる僕はヴィランにとって格好の的だろう。
そんなことを考える暇を与えずに、嫌悪感がつどる機械音は話を続ける。
「エーとですネェ、ゲ!むと云ってモでスねェ。ただノゲームジゃナイんですよォ。とっテもスゴイゲーむ2してるノでェ、楽しンでねーネネーーネ5555ネンね~」
気味が悪い……この前のことを思い出すことすらできなくて、変なゲームとやらをやらされそうになる……。
最悪の気分だ。
人と合流すべく、重い腰を無理矢理にでも上がらせれば、制服の腰元にあるメモ帳を_制服? たしか、目覚める前は実戦訓練だったからヒーローコスチュームのはず……。
いつの間に着替えてたんだろ。不思議だな……。
一先ず、メモ帳があるなら話は早い。
僕はつらつらと流れるように一ページ一面に轟焦凍と書けば、そのページを破り捨てる。
すると辺り一面に白が広がり、僕の個性は出てくる。
「……文楽か、驚いたぞ」
「そーは見えんけどね」
偽物とか模造品とかじゃない。まんま轟クンを召喚した。
彼はいつもよりも目を燕の涙……じゃなくて、雀の涙くらいちょっとだけど開いていて、驚いているのはクラスメイトである僕なら気がつける。
ふふん。
「……とりあえず、文楽は何か覚えているか?」
「その反応だと轟クンも記憶なさそーやね。僕もないんよ。他のクラメイにはあった?」
「いいや……空にあるあれに気を盗られていてな」
そりゃそうだ、と密か思いながら彼が指差した映像を今一度見る。
相変わらず嫌~な感じ。ほんと。
そう思ってれば、またそれは口を開く。
「エーAー、とリあヱズ、ゲーム、説明ヲ4マーす」
(あ、げすとです。おはこんばんにちは
読んでくださっている方、コメントくださる方がおり、私としても返信したいのですが、アプリでやっている者ではないが故、コメント、フォロー、ハート、これらができなく……
それで、コメント返信をするタイミングをどうしようかな、と悩んでおりまして……
本編のラストに、このような形でやるか、単純にコメント返信のを創るか、の二択で悩んでおりまして……
と云う独り言でした)
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