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挨拶カットで
スタート
「スゥ~ハァ~」
「ふぅ、やっぱ夏の学校の屋上はいいねぇ~青春!!って感じがする~」
「それは同感するけど日焼けするから嫌」
「それはJKの悩みだな!」
「え、私たち中学生だけど?」
「じゃあJCで!」
「JCって何よ…」
「そういえば、決まった?イベントのこと…」
「うん、やっぱり無理…」
「じゃあさじゃあさ、今ここで歌ってよ!」
「は?なんで」
「え~、聞きたいから?」
「誰もいないしいいでしょ?お願い!!」
「まあ、望結になら…」
望結とは幼馴染だ。
何もかも知っている。
第二の私みたいな存在だ。
『生きてゆことの意味』
『問い掛けるそのたびに』
『胸をよぎる』
『愛しい人々の暖かさ』
『この星の片隅で』
『めぐり逢えた奇跡は』
『どんな宝石よりも』
『大切な宝物』
『泣きたい日もある』
『絶望に嘆く日も』
『そんな時そばにいて』
『寄り添うあなたの影』
『二人が歌えば懐かしくよみがえる』
『故郷の夕焼けの』
『優しいあのぬくもり』
「うん、やっぱいつ聞いても素敵」
そういえば望結はいつも私の歌を聴いた後穏やかな顔をしている気がするな…
(蒼依Side)
「なあ蒼依~飯食いに行こうぜ~」
「いいよ、どこに行く?やっぱ屋上?」
「やっぱそこっしょ!」
「いいよ、行こう!」
『そんな時そばにいて』
『寄り添うあなたの影』
『二人が歌えば懐かしくよみがえる』
『故郷の夕焼けの』
『優しいあのぬくもり』
扉越しに聞こえた、女声の歌声。
吸い込まれそうになった。
ドアノブに手を掛ける。
…でも、この扉の先は見ないほうがいいと自然と思った。
「やっぱ今日は教室戻ろう」
「おい、どうしたんだよ蒼依…」
「残念ながら先客がいたんだよ」
「明日は絶対屋上な!!!」
「はいはい」
あの声は、誰だろう。
…まさか、同じクラスだったりして。
(乙羽Side)
「もうチャイムなっちゃう!帰ろ!」
「うん…」
やっぱり、歌いたい。
でも、怖い。
「あ、あのね…望結…」
「どうしたの?」
「やっぱり、私…」
「これからも歌いたい…歌い続けたい…」
「本当の自分であり続けたい…これからも、ずっと…」
「ほ、本当…に…?」
「うん、だからイベントも…出てみたいな…って、思ってる…」
「お、乙羽…(泣)」
「私、嬉しい…乙羽がまた自分の口から…歌いたいって言ってくれて…」
「私、頑張るね…」
「うん、私、全力で応援する…!!」
この後二人は授業に遅刻して先生に怒られたとさ
まだまだストーリーは続きます…が親に寝なさいと言われたので風呂入ってきます
今日はここまで!おつここ~!!
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