第4話襲撃者
今まで俺はなんてことの無い日々を送ってきた。
波風に揺られる心豊かな日々を過ごしていた。
だがそんな日々も終焉を迎える
大量の銃弾により蜂の巣にされる家
うるさい銃声
「何でこうなった…」
「気にすんなよ!!!爺さん!!」
こうなる数分前
俺たちはいつも通りの日々を過ごしていた
新聞紙読んでテレビ観るそんな日々
だがどうやら警察でも政府の奴でもなんでもない何者か達が俺らを襲撃してきた様だ
「たくっ…どうするあのバカみてぇな銃弾と糞を撒き散らす野郎ども」
「んー…そうだねぇ…まあ!何とかなるよ!」と言うとフランシスは一瞬の隙を付きソファを敵目掛け投げ、即座にヘリを拳で粉砕する。
制御不能になったヘリは海へと墜落して行った。
「よーくやったぁ!」「えへへぇ…」と言いながらも俺は焦りを隠せずにいた「一先ず…逃げっぞ!」と言うと直ぐに必要な衣服やら物やらを詰め車に乗りこみ逃亡する。
「ねぇーこのオンボロ車壊れない?」
「なーに言ってんだ!大丈夫に決まってんだろ!」と言う俺を横目にフランシスは「ならいいんだけど…」と言いながら外の景色を見る
何キロか走った頃にフランシスは眠たそうな声で「ねぇどこまで行くのぉ?腹減った」と言いそれに対し俺は「あぁ?とりあえず…恐らく彼奴らは軍の奴でも何でもねえ奴らだろう…マークも何にもないし」
「一先ず国外逃亡を測る」
「おぉーー!!どこ行くの?!」
その一言に俺はニヤッとしながらこう言った
「俺らの楽園…バルバボスだよ」
「えぇ…彼処陸しかないし汚ないし人多いじゃん」
と露骨な顔をするフランシスに対し俺は「だからこそだよ…滅茶苦茶人が多いから紛れたり逃げるのには適してる…それに頼りになるダチが居るんだ…」
「そこで上手いこと彼奴らの正体を暴く」
「出来るの?」
「知らね」
「知っとこうよ…」ハハ…と笑うフランシスに対し続けて俺は「ていうか何お前は俺のアロハシャツ着てんだよ」と言うとニヤッと笑いながらフランシスは「似合ってるっしょ!」と言い放った
「ていうかそもそも抜け出せれるの?この国から、てか入れんの?バルバボスに」
「いーや?入れないよ、今のままじゃな?だから今からお前に変装させてパスポート作って侵入すんのさ」「ほえぇ」
「運良くバルバドスは隣国だし近いんだよこっから」
「こっから数メートル先に俺のダチのマリースが居るからそいつに偽造パスポートと変装の準備を頼む」
そう言いながら車を走らせる