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しおらーめんさん、第1話読ませていただきました。 「平凡な私」と冒頭で語っておきながら、一瞬で日常が破られる導入に一気に引き込まれました。とくに白いカーディガンや靴、先輩の白磁のような肌が赤黒く染まっていく描写が凄く鮮烈で、カスミの視点にいるような息苦しさと恐怖が伝わってきました。「せんぱい」と呼びかけて返ってこない静けさに、読んでいるこちらも心臓がぎゅっとなりました。 続きがどうしても気になります……!
運動神経、容姿、運、成績
全てが平凡な私こと「白石カスミ」
そんな私にある日、平凡では無い出来事が起こった。
事の始まりは7月中旬の猛暑のあの日
あの日は肌に纏わりつくような、嫌な暑さだったのをよく覚えている。
私は担任教師の「榊先生」の手伝いで帰るのが遅くなり、校舎を出るときにはもうすっかり空は夕暮れに染まっていた。
昇降口から一歩足を踏み出したその時だった
バサっ、ばキばきバキッ
(、何の音、?)
そう考えたのも束の間だった。
ぐしゃっっっ、、、
は、、、?
視界の端を、白い何かがよぎったと思えば、視界の大半が赤黒く染まった。
あの音は、昇降口の横に植えられている金木犀の木の枝が折れる音だった。
顔にぴしゃっと赤黒い液体が掛かっ
た。あの人に貰った真っ白なカーディガンが、あの人に「似合うね」って褒めて貰った真っ白な靴が、赤黒く染まった。
、、ひっ、!
数秒遅れて脳が理解をしようと現状に追いつき始める。
あの人の絹のように美しく真っ白な髪が赤く染められていく。
あの人の白磁のような肌が赤黒く上塗りされていく。
「せ、せんぱい、、、?」
そう、短く呼びかける。
だって、いつも、こう呼べば、あの人は、ふにゃって気の抜けた笑みを私に向けて、なぁに?、って、
「いや、いやっ、いやぁぁっ、!!!」
真っ白が真っ赤に染められていく。
私はあの人の苦しげに歪んだ顔を見ながら、意識を失った。