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ハム✨投稿2ヶ月1ヶ月ツンデレ
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#夏コラボスペシャル
らい🎀
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昼下がり。
組織の洋館には、珍しく穏やかな時間が流れていた。
任務のない日は、それぞれが訓練や事務作業に追われる。
ふうはやは資料室にいた。
壁一面に並ぶ書類棚。
机には、ここ数日の任務報告書が積まれている。
ページをめくる手は速い。
一枚一枚、無駄なく目を通していく。
rm「ふうはやさん。」
静かな部屋に声が響く。
振り返ると、りもこんが紙束を抱えて立っていた。
rm「これ、運ぶの手伝います!」
fu「必要ない。」
rm「でも結構ありますよ?」
fu「一人で足りる。」
rm「じゃあ俺、一緒に運びたいです。」
ふうはやは少しだけ困ったような表情になる。
fu「……好きにしろ。」
rm「やった!」
りもこんは笑顔で紙束を持ち上げる。
その様子を見て、資料室の職員が小さく目を丸くした。
rm「珍しいですね。」
fu「何がだ。」
rm「ふうはやさんが”好きにしろ”なんて。」
ふうはやは答えない。
ただ静かに歩き出す。
⸻
二人で廊下を歩く。
積み上げた資料は思ったより重い。
rm「うわっ……!」
りもこんが少しよろける。
紙束が崩れ、廊下いっぱいに散らばった。
rm「あぁぁ!すみません!」
慌ててしゃがみ込む。
ふうはやも無言で手伝い始めた。
rm「ありがとうございます!」
fu「次からは欲張るな。」
rm「はい……。」
二人で資料を拾い集める。
その中に、一枚だけ他とは違う紙が混じっていた。
端が少しだけ焦げた、古い報告書。
りもこんは何気なく手に取る。
『保護対象:少年一名』
『身元不明』
『記憶混濁』
そこまで読んだ瞬間。
fu「それを渡せ。」
ふうはやの声だった。
いつもより少しだけ低い。
りもこんは驚いて顔を上げる。
rm「あ、ごめんなさい!」
紙を渡そうとした、その時。
風が吹き込む。
報告書がふわりと舞い上がり、廊下の先へ飛んでいく。
rm「あっ!」
二人は同時に走った。
しかし、その紙を先に拾った人物がいた。
bs「おや。」
穏やかな声。
ボスだった。
bs「大切な書類かな?」
優しく笑いながら、報告書を見つめる。
その視線が、一瞬だけふうはやへ向けられる。
fu「……。」
ふうはやは表情を変えない。
fu「失礼しました。」
静かに頭を下げる。
ボスは何も言わず、報告書を畳んで手渡した。
bs「気をつけなさい。」
fu「はい。」
りもこんも慌てて頭を下げる。
rm「すみませんでした!」
bs「大丈夫。」
ボスは穏やかに微笑む。
bs「誰にでも失敗はある。」
その笑顔は、どこまでも優しかった。
けれど。
ふうはやはその場を離れるまで、一度もボスの目を見なかった。
⸻
夕方。
訓練場。
ふうはやは一人で木刀を振っていた。
何度も。
何度も。
一定のリズムで。
いつもなら乱れない呼吸が、今日は少しだけ荒い。
fu「……。」
昼間の報告書。
あの文字。
どこか胸がざわつく。
『保護対象:少年一名』
その言葉に、説明できないほどの違和感を覚えていた。
なぜだ。
自分はあの報告書を知らないはずなのに。
その時だった。
rm「ふうはやさん。」
りもこんがスポーツドリンクを二本持ってやって来た。
rm「休憩しませんか?」
ふうはやは木刀を止める。
fu「……ありがとう。」
その一言に、りもこんは目を丸くした。
rm「今、お礼言いました?」
fu「……言った。」
rm「うわ、本物だ。」
fu「何だその反応は。」
りもこんは声を上げて笑う。
ふうはやも、ほんの少しだけ肩の力を抜いた。
その光景を、訓練場の入口から一人の構成員が見ていた。
mb「変わったな……。」
小さくつぶやく。
それは誰に向けた言葉でもなかった。
⸻
夜。
ボスは執務室で、昼間の古い報告書を静かに机へ置く。
そして、マッチで火をつけた。
紙はゆっくりと燃え、灰になっていく。
bs「まだ思い出さなくていい。」
静かな独り言。
炎が消える。
灰だけが残る。
ボスはその灰を見つめながら、小さく微笑んだ。
bs「その時が来るまでは。」
コメント
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このエピソード、静かな日常の中にぎゅっと謎が詰まっていて、すごく好きです。りもこんとの「ありがとう」のシーン、ふうはやのほんの少しの変化に胸が温かくなりました。古い報告書をめぐるざわつきと、ボスの「まだ思い出さなくていい」というラストの台詞が不気味で、続きが気になって仕方ないです。ふうはやの記憶にどんな秘密があるんだろう…。