SCP-956-JPは、実験記録095-J~Kを参照してください。
SOS発信中(ただし誰も来ません)
猫は嫌いではありません 好きと言っていいでしょう でも近寄られると嫌です 触ろうと手を伸ばされると逃げます 抱き上げられそうになると全力で暴れます 威嚇します 毛を逆立て牙を剥き出しにして叫びます 爪を立てます 引っ掻き傷を作り流血させてしまいます だからどうかお願いです もう二度と近付かないで下さい もう二度と触れようとしないで下さい もし万が一にでも また出会おうものなら その時こそ私は あなたを殺してしまいかねないのです 猫を崇める方々へ 猫を愛する方々へ この願いを聞き届けて頂きたく思います どうか どうか よろしくお願い致します 猫を愛しています 本当に心のそこから愛しています だからこそ許せません 絶対に許せるはずがないのです 殺してしまうかもしれないほど憎む相手がいるとすれば それは他ならぬ猫たちなのですから わたしは ねこがだいきらいだ 大嫌いだ 猫なんてものは存在そのものが悪だとしか思えない 視界に入るだけで苛立ちを覚えるのだ 目障り極まりない 邪魔臭い 消え失せてしまえば良い こんなことを言うと、動物好きな人は怒るか悲しむかのどちらかの反応を示すことが多いように思う。
だが、わたしは決して間違っていないと思っている。何故ならば、そもそも生き物というものは本来他者の命を奪うものであり、それを良しとする文化が存在するからだ。
そして人間は、そうした本能を理性によって抑え込むことに成功している。
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