森林の旅人と一緒に白尾町に行くことになった。
白尾町…白尾…
なんか聞いたことあるんだよな~
思い出せねぇ~
英語に直してみようか。
ホワイト…テール…
w…t…?
ズキッ
shk「ッ……」
思い出せそうなギリギリのところでいつも頭痛がする。
痒いところに手が届かないかんじ。
なんか嫌だな…
森林の旅人「…ねぇ。」
んなこと考えてると森林の旅人が急に話し掛けてきた。
shk「なんですか?」
森林の旅人「シャークん、気付いたら森の中に倒れてたんだよね?」
shk「そうですよ。」
森林の旅人「…それ、もう気付いてるかもしれないけど、転生っていうやつじゃない?」
薄々気付いてはいた。
でも、本当か信じられないだけ。
shk「まぁ、多分そうですよね。」
森林の旅人「…じゃあ、前の世界の記憶。ある?」
前の世界の記憶…?
そんなの考えたことなかったな。
shk「ある…かも」
森林の旅人「教えてほしい。」
shk「分かりました。」
────────────────
思い出せる限りを思い出す。
shk「俺は成人してて、」
ズキッ
shk「ッ…高校からのッ親友5人と、シェアハウスもしてた。」
ズキッ
shk「ッ…で、その6人でッ…You…Tuber…?っていうのやってて…ッ」
ズキッ
思い出そうとする度に頭痛がする。
shk「ッッ…それでッ…みんなのッ名前がッ…みんッなの名前がぁッ……」
痛い。
思い出せない。
どうやっても。
思い出さなきゃいけない気がするのに。
無理だ。
森林の旅人「…無理に思い出さなくていいよ。」
森林の旅人「痛いんでしょ?頭」
shk「ッはい…」
気遣ってくれた…
────────────────
森林の旅人「落ち着いた…?」
shk「はい…」
shk「お気遣いありがとうございます。」
森林の旅人「いえいえ~…」
森林の旅人「…ねぇ」
shk「…?」
森林の旅人「敬語、やめてくれない?」
なんで?
shk「えッ…でも…」
森林の旅人「いいから。」
shk「分かりm…ン”ン”ッ、分かった。」
森林の旅人「それでよろしい。」
こいつ敬語やめてって言いながら上から目線なんだよな…
こいつにも前の世界の記憶ってあるのかな?
聞いてみよ…
shk「なぁ、」
森林の旅人「なに?」
shk「お前にも前の世界の記憶ってある?」
森林の旅人「ん~」
森林の旅人「特にはないかな。」
ないんだ…
森林の旅人「ただ、シャークんが言った記憶は共感?できたよ」
記憶が共感できるってどういうことだよ。
shk「どゆこと~w」
森林の旅人「分かんね。」
なんだか懐かしい気持ちだな…
楽しい。
ずっとこれが続いたらいいのに。
森林の旅人「終点は白尾町~白尾町~ 間もなく着きます~」
shk「ww」
shk「はぁ~い!」
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