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白尾町に着いた。
白尾町は、人の気配があまりなく、ボロボロだ。
森林の旅人「…あれ?前に来た時にはこれよりずっと栄えてたのに…」
shk「そうなの?」
森林の旅人「あぁ。そうさ。店がいっぱいならんで、飯も美味しくて、酒も…」
あぁ。酒の話になった。
もうおしまいだ。(?)
────────────────
白尾町を少し見てみることにした。
噛み砕かれたような形の家
根元から掘り起こされたような痕跡
倒れた電信柱に潰されたトマトなど…
見るに堪えないものばかり。
そんな家の中に、二つの人影が。
???「…ッど、動物の匂いッ…」
???「ッやめてぇッ来ないでッッ…」
怖がってる…
森林の旅人「だ、大丈夫だよ!悪いことはしないよっ!」
???「ッへ…?ひと…?」
???「良かったぁ~…」
ずっと山と森にいたから動物の匂いがしたんだろうな。
shk「こんにちは。」
???「こッこんにちは。」
???「こんにちはぁ~」
その二人はどちらも茶髪で、双子のようだった。
一人はボロボロのパンダフードを被っており、片目を髪で隠した男の子。
もう一人はボロボロのパーカーを着ていて、白いヘッドホンをしている男の子。
見た目は俺より二つくらい下に見える。
……背はこいつらの方がでかいけど…
二人は、安心して近付いてくる。
shk「俺はシャークん。君達は?」
???「……俺はNakamu…」
???「僕はBroooockだよ~」
なかむ…?
ぶるーく…?
聞いたことのある名前が頭を過ぎる
…胸の中のモヤが少し無くなった気がする
森林の旅人「ッ…!」
…どうやらこいつも同じのようだ。
shk「なぁ。」
Na「ビクッ… なに?」
こいつは少し警戒してるな。
shk「なんでこんなところにいるの?」
Br「ここが僕たちの家だったからね~」
家だったのか…
shk「他の人達は?」
Na「…ッ」
Na「みんな…みんな食べられちゃったよッ…」
食べられた…?
森林の旅人「モンスターに?」
Na「う…うん」
Br「動物達にもね。」
動物達ってそんなに凶暴だったのか…
すると森林の旅人が顔をしかめて言った。
森林の旅人「え!?ここらの動物達は人間を食べるわけないよ!?」
Br「でも…食べられてたよ…」
Na「………ただ、動物達は様子がおかしかったよ。」
Na「まるで、」