テラーノベル
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💗視点
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いっぱい泣いたからか
すぐ酔ってすぐ覚める体質のせいか
涙が止まらなかったせいで、顔は酷い事になっているだろうけど
ちゃんと立って歩けるぐらいに回復した
元日という事もあって
臨時列車は動いているし、タクシーも稼ぎ時
帰る方法は幾らでもあるけど
「泊まっていくよね?」
て、何そのビジュ
勘弁して欲しいんですけど!!
で
何この状況!!!!!!!
2人で入るには狭い浴槽
蓮にバックハグされている状態で湯に浸かる俺…
パニックパニック!!
バックハグされながらも
小さく小さくなろうと体育座りしてます
もう小さい?
小さくないよ、バーカ!!!!
日本人の平均身長より0.3ミリ高いんだよ、俺
うちのメンバーが大きいだけなんだからね
て
誰に何を言われている訳でもないのに
現実逃避のつっこみを一つ
そろ〜りと離れようとすると
腹にまわった蓮の腕が、自分の方へと引き戻す
「あのぉ、目黒さん…この状況なんですけど…どういうこと!!」
「ブハ…何って、やっぱ風呂友の仲直りは風呂でかなぁって思って」
「いやいやいや、友はこんな入り方しませんから、喧嘩もしてませんから」
泊まるなら先に風呂入ったら?
なんて、勧められて
今日は生配信の後にカウコンだったし
あれだけの人数が一気に風呂に入れるはずもなく、取り敢えず汗を流す程度の時間しかなかったし、有難いと思ったら…これ…
髪洗ってる時に入ってこられたらそりゃ抵抗も出来ませんて
あれやこれやと気付けばこの状況だった訳だけど…俺、告白したよね?
いつも好きって言ってたけどさ
本気にされてないの?
いや、でも…キスしようとしたよね??
もうよく分からん
「ん~じゃぁ、恋人になる?」
また俺の頭がぐるぐるしだした所で蓮の口から飛び出した発言に
どういうつもりなんだ、とか
なんで“?”付きなんだ、とか
つっこみたい事はあるのに、俺の口から飛び出したのは
「へぁ」
と、なんとも間抜けな言葉にもなってない声だった
「何その声-w-w」
縮こまって猫背になってる俺の背に額を押し付けて…蓮はむちゃくちゃ楽しそうに笑ってる
「もうッ!!お前ぜったい俺で遊んでるだろ」
無性に恥ずかしくなって、この場から逃げ出したいのに、腹に巻き付いてた蓮の腕を振りほどけないし
「遊んでもないし、からかってもないよ
可愛いなぁとは思ってるけど」
「い〜や、絶対遊んでるし、からかって……る……」
ああ、俺のバカ
思わず振り返ったらビックリするぐらい近くに蓮の顔があって、声が萎んでいく
「からかってないよ」
チュッて唇が、唇に触れた
「うん。やっぱり俺ーーーー」
確かめるようにもう1回
「佐久間くん、好きだわ」
ふんわりと
目の前で蓮が笑った
あ…ヤバい…
俺、マジで死ぬかも
心臓がぎゅっとして痛いし
浴槽にはった湯が温く感じるぐらい体温上昇してる気がするし
元日が命日って縁起良いの?悪いの?
「なん、なんれ…」
「ん?理由?自分でもまだよく分からないけど」
「だ、だったら」
「分からないけど!!
佐久間くんが側にいないと、俺、元気なくなるの。佐久間くんがいないといつも通りでいられないんだよ」
気付かないだろうと距離を置いた結果
蓮は蓮で思う所があった、という事だろうか
「それって好きって事でしょ?」
いなくなっても寂しくないよう
寂しさに慣れようと離れたはずなのに
こんな事ってある?
「だから付き合おうよ」
「付き…そんな簡単に…言うけど」
「お互いに好きなら普通な事でしょ?」
「いや、だって…面倒くさいよ?
俺、すぐ嫉妬するし、ひねくれてるとこあるし…」
「うわ、もう既に返しが面倒くさッ」
「ぐっ…そう、面倒なんだよ。男同士だと簡単にエッチも出来ないし」
「そうなの?」
「そ、そう、色々準備いるし」
「へー、それ、経験談だったりする?」
どんどん俯いていく俺の顔を
ぐいっと自分と目が合う位置まで引き上げて、そう問う蓮の目が怖い((( ;゚Д゚)))
蓮の事は好きだけど
そういう意味で好きだけど
簡単に「付き合おう」=「嬉しい」にならないのは先が見えないから
だって考えて!!
あの目黒蓮だよ
誰もが好きになっちゃうような男だよ
相手なんて選り取り見取り
普段ポジティブ人間を吹聴しているけど
こればっかりはさぁ
明るい未来を描けませんて
「ねぇ、答えて佐久間くん」
「ふへ?」
「男とした事あるの?」
「ぬぁ、ない!!ないよ!!!俺の知識の8割は2次元だから」
大学時代
仲の良い友達の中に腐女子腐男子がいたんだよね
布教されて、俺も読むようになった
元々、少女マンガ大好きだし、その延長線上にあるようなもんだし、ヒロインが女の子から男の子にかわっただけの印象だったけど
これがまぁ、色々際どい
女の子がこれ読むの?ってぐらいのエロ満載のマンガがめっちゃあるのに驚いた
まぁ、想像しなかったかって言われれば…ねぇ?人間だもの
「2次元って事はマンガとかアニメとか?」
「そう」
「ふ〜ん。じゃ、今度俺にも見せてね」
「へ?」
「佐久間くんの彼氏になるんだから、俺も勉強しないと」
ね?と笑う顔が
さっきとは違う意味で怖かった
「いや、待って、聞いてた?面倒なんだよ、俺。蓮ならもっとーーーー」
良い人、いっぱいいるでしょ?
ーーーーそう続く言葉は、飲み込んだ
いや、飲み込まされた
塞がれた唇
さっきは何かを確かめるみたいに触れるだけだったのに、侵入してきた舌が、俺を翻弄する
舌が触れあった途端、ビリッと電気が走った気がした
こんなキスは久しぶりすぎて、どうしていいか分からない
逃げては追いかけて絡みあって
息苦しさに鼻で息をすれば
漏れた吐息が余計に艶かしく浴室内に響く
「んッ…ふ…」
お互いの混じりあった唾液をジュルリと吸って、唇が離れると
「ごちゃごちゃうるさいよ
俺を本気にさせといて、逃げるなんて許さないから」
蓮が言った
「佐久間くんは自分を面倒くさいって言うけど、俺も充分面倒くさいから覚悟しといて」
「うぅ」
「返事は?」
「…あい…」
アニメオタク兼Snow Man
佐久間大介 33歳
高身長で超絶イケメン
自称面倒くさいらしい年下彼氏が出来ました
なんでこうなった(๑º口º๑; ; )!!!
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続きます