テラーノベル
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この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません
前半
深澤→「」
宮舘→『』
後半
向井→「」
渡辺→『』
ラウ→《》
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深澤side
人もある程度戻ってきて賑やかな楽屋を舘さんと二人で抜ける。向かった先は多目的トイレ、何すんのかって?そんなの1つに決まってんじゃん、そんなこと聞くなんて野暮だよ
「…また、シたくなっちゃった?」
相変わらずぎゅーっと俺の服の裾を握り締めている彼に声を掛けて、あくまでも優しく頭を撫でると薄く涙の膜が張っている彼の目が此方へ向いた。このビジュの上目遣いは余りにも強い、破壊力えっぐ…
『…ごめんなさ、ごめんなさいぃ…、』
「大丈夫怒ってるわけじゃないよ、ほら舘、Switch」
『ふっかぁ…』
ただ転換させただけなのに、物欲しそうな蕩けた顔で俺を見詰めてくる彼はいつもの何倍も可愛らしい。…そりゃ康二も惚れるわけだ
「ん?何して欲しいのか、言ってみな。Say」
『お腹、寂しいから挿れてほしい…』
「いいの?声聞こえるかもだけど」
『声…は、我慢する、から、お願い、』
もう待ちきれないと言わんばかりに俺の下半身へ手を伸ばしてきて、ベルトをカチャカチャと外しだす。声は我慢できても欲は我慢しきれないんだ。悪い子だなぁ
『ぁ、外れた…♡』
「外せた?Good 舘、良くできました。んじゃ次やること、わかるよね?」
『…2択、なんだけど』
「ふーん…んま、順追っていこっか、Strip」
するすると下だけを脱いでズボンをどうしようか迷っている。結局降ろすに留めて、次のコマンドを待っているのか褒められ待ちなのか、期待したような顔が視界に入った
「…Attract」
舘はこのコマンド苦手なんだよね、こういうときだけ何故か自分に自信がないから。動揺したのか少し目が泳いであとにおずおずと口を開いて俺の様子を伺いながら誘ってきた。まあこれはこれで可愛いからいーんだけど
『…ふっか、___________ 』
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向井side
車から降りると走って自宅の玄関を開く。大好きな彼らが待つそこへ飛び込んで名前を呼ぶと大きな男が出てきた
「しょーっぴ!!!ただいま、らうるも居るん?」
《何俺はついでなの?笑 まあいいや、おかえり~》
「ちゃうて、やっぱしょっぴーの様子気になるやん?」
《んま、そぉだねぇ…》
雑談 をしながら入っていくとソファに座るわけでもなく、一応カーペットの上にすとんと座り込んでいる彼…しょっぴーが視界に入った。元恋人とのいざこざで落ち込んでしまってずっとこんな感じ。俺らに埋められる隙間じゃなかったと言うのがなんとも悔しくて悲しい
「しょっぴ、今日もちゃんと留守番できたん?」
『…ん、』
素っ気ない返事。素っ気ないと言うか、気のない返事と言う方が近しいのだろうか。魂が抜けたように座り込んだままの彼に目線をあわせてわしゃわしゃと頭を撫でる。彼の反応を試すように、自分とラウールの正気を保っていられるように
「Good!偉いやーん、1人で頑張ったんやなぁ」
『…うん』
ほんの少しだけ表情が和らいだ。でもかれこれ2ヶ月こうやから、進歩が見られん。まあ最初は何やっても表情ガチガチやってんけど。うーん…にしても、どうしたもんかな。舘とふっかと、俺としょっぴーとの4人で色々あって今ゆり組がぶっ壊れてもーたというか…
《ねー康二くん、舘さんは大丈夫なの?》
「舘?あーまあ大丈夫なんとちゃうん?」
『…りょーた』
幼馴染みの名前にはいつも反応する。でも彼の話を聞きたいとかそういうんではないみたいで、条件反射?で反応しちゃってるっぽい
「気になる?」
『…んや、どうでもいい』
《…そっか》
『…あんさ、今日俺風呂掃除した』
急に何の報告?って思ったけど多分褒められたくて報告してきたんやな。可愛いやつめと思っていたら俺らが褒めるより先に爆弾みたいな発言が飛んできた
《え、ありg》
『一緒に入ろうと思って』
「…へ?」
《えっ…》
『今日風呂一緒に入ろ』
《ほらこーじくん!!》
「俺なん?!笑」
『…ダメ?』
「あかんことない!!」
分かりやすくしょっぴーの口元に笑みが刻まれた。何ヶ月ぶりやろ、この顔見たん。これまでは何やってもあかんかってんに、いやでも風呂???なんで風呂なん…
『服取ってくる』
《ちょ、康二くんボーッとしない!服取りに行きなよ全裸で出てきたらちょん切るからね!》
「何を?!」
《皆まで言わせないで!!!いいから早く!!》
はーん…?もうどないなっとんねん…
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