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よいしょ!(?)
Happyとbatで分けます!
今回はバットエンド〜!
⚠️過呼吸表現
⚠️キャラ崩壊
⚠️知識の無い儘書いた為現実とは異なります
この幸せが、ずっと続けばいいのに。
でもそれはきっと続くはずもない。だってそれは過去が証明しているから。
探偵社にいた時の幸せは一瞬にして壊された。
もはや犯人等突き止める気力さえもない。
このポートマフィアだっていつどうなってもおかしくない。
中也の気遣いだって、私を利用するためかもしれないし、唯心の中で私を弄んでいるだけかもしれない。
なんなら更に此処から落とされる可能性だって十分にある。
今迄の中也の優しさは、演技、?
太宰「ッハァッ、ヒュー、ハッ、カヒュッ、」
苦しい
身体の中の酸素が増えていく。
上手く呼吸も出来ない。
落ち着かないと行けないのにさっきから出てくる考えが頭を支配する。
、
、、、逃げないと。
私は執務室から飛び出した。走って、走って、今更どうなろうがどうでもいい。
過呼吸にも関わらず走ったせいで心臓が握り潰れるような感覚が続く。
太宰「ハァッ、カヒュッ、ヒュー、はぁ、はぁ」
到着場所は、川。
夜に佇む月の明かりが満遍なく光を川に照らし合わせ、星々が彩るように輝く。
太宰「早く、」
早く、早く、。とにかく逃げるように心の中で叫ぶ。
どうだろうか。
川。
何時も飛び込み何時も助けられるこの場所。
今回なら死ねるだろうか。
太宰「早く、」
そうだ。何かをする暇も無いだろう。
私は川に足を踏み出した。
そこで後ろから慣れた気配が感じ取れた。
?????「な、太宰、さん?」
直ぐに振り返った。
太宰「ッ」
敦くんだった。
唯まぁそこ迄は善い。
私は背筋が凍るような悪寒を抱いた。
太宰「あつし、くん、」
敦くんは、
ゴミを見るような目や表情で私を見下ろしていた。
太宰「〜ッ」
私は息が整いきれていない儘敦くんの横を走って通り過ぎた。
否、通り過ぎようとした。
私は敦くんの肩にぶつかって其の儘転けてしまった。
太宰「ッハァ、ぅ、あ、ヒュー、ヒユッ」
敦「太宰さん!?」
少し後ろから敦くんが焦った声を出す。
駆けつける足音が聞こえて来れば、敦くんは視界に映る。
敦くんの足が見えてやがて手を差し伸べてくれているが、、
さっきのような表情は消えており、
何時もの優しい敦くんだった。
どうやら私の幻覚だったらしい
私が私の幻覚に騙された様だ。
太宰「はは、ッ」
その後の記憶は殆ど無いが。
敦くんに運ばれて探偵社に入りみんなから驚きの目を向けられたのは覚えている。
今の私は
精神病棟に居た。
部屋に1人。
まるで牢獄だ。
誰かが面談に来る事もできる筈だが、世界はどうも都合が悪い。
私の今の状態じゃあ誰にも会えないと言葉を放たれてしまった。
何も出来ない。
前なら簡単に出れただろうが、何故かそんな気力もない。
なんなら私は目を開けることすらしていなかった。
出たいのなら目を開けろ。
足を動かせ。
現実を見ろ。
そんな命令が頭をよぎる。
太宰「私は、そっか。そんなもんだ。」
数ヶ月後の幹部視点。
急に朝部屋にいねぇわ数日見ねぇわと思ったら。
どうやら入院していたらしい。
精神病棟。
中也「まぁ数日の間で沢山事件が起こったりなんなりで、仕方ねぇだろ。」
この時の俺は馬鹿だった。
そしてこの日は太宰の面会が許可された初日。
仕事も休み直ぐに向かった。
看護師(?)「中原様ですね。太宰様ならあちらのお部屋にお待ちしておりますので、その奥の扉の奥にある椅子におかけ下さい。」
中也「分かりました。」
扉を開けられその中に入る。
ポートマフィア幹部が此処に面会に来るなんぞどうも可笑しいが其れ程珍しい話でもない。
初めての仕事をこなした俺の部下や身内が居なくなった部下。
俺はその部下全員に面会に来ていた。
此の病棟は初めてだったのだが。
案内されるが儘に太宰を見る。
中也「、なッ」
扉が閉まる。
太宰は、
中也「おいッ、太宰?」
窪んだ目、まるで過去に、否それ以上の目の光を失っていて。
車椅子だろうか。少し見える唯の椅子には見えないものが太宰の後ろからのぞかせる。
前より痩けた腕が机の上に片方のみ乗せられており、
肌は前より青い。
其れに此処の医者に言われたのだろうか。
全身の包帯は殆ど無く、
ちらりと腕の袖から除くガーゼが貼られていた。恐らく本当に怪我をしているのだろう。
太宰は此方に気づいたのか、目線だけを此方に動かす。
そうすると急に動くや否や、少しの間停止し
太宰「ッ中也、!」
1粒涙をこぼす。
本当に面会が解除されていい状況なのか。それとも面会が必要だったのか。
俺は太宰の様に頭がまわらねぇ。
だが分かった。
太宰は、
死にたい以上の苦しみの中に居た。
精神病棟で何も出来なかったのだろう。
環境の変化も酷かった。
だから
中也「よく、頑張ったんだな。」
そう言った。
俺にはそういうしか、
できない気がしたから。
同時刻の太宰さん視点。
あれから少しずつ目を開けていた。
手足も動かす気にはなれなかったが。
今日は誰かが私に会いたいと言う。
面会が解除された初日に来るなんて誰だろう。
恐る恐る私は車椅子で押されながら部屋に入った
5分だろうか。
待っているとその時がきた。
綺麗な髪、透き通るような綺麗な目。
、中也だった。
中也は透明の壁の向こうにある椅子に腰掛け、
少し声をこぼす。
そして私の名をよぶ。
其の優しい声で発せられる私の名前は、なんとも懐かしいものか。
然しその声は不安と心配が混じっていたせいで、上手く聞き取れはしなかった。
中也「おいッ、太宰?」
小さい複数の穴から聞こえる中也の声。
その表現は、
私は中也と直に会うことが出来ないことを示していた。
太宰「ッ中也、」
少しばかり冷えたものが頬を一筋通る。
中也は少し驚いていたようだが、
一言。
中也「よく、頑張ったんだな。」
そう発した。
暖かに。
中也の優しさがすぐそこまで来たように。
その言葉はとても暖かかった。
だが
その暖かさはすぐに冷えた。
時間切れ。
中也は帰らないと行けない時間になってしまったようだった。
中也の優しさが、
全てを苦しみを優しく撫でる。
はい!
『今迄してきたのは〜太宰治〜』BADEND編
は完結!
今回はバットエンドと言えばの死ネタをあえてよけ、
太宰さんならではの苦しみを表現してみたかったものです!( ・∇・)
伝われば嬉しいぁぁぁぁぁ(は?)
しかも長くなってしまった。
( ・∇・)
次回はHappyEND!
皆さんがいいねとコメントをしてくれる度にハッピーになります(は?)
お願いします!
活動休止(?)の間お待たせしました!
ではまた次回!