次に目を覚ますと誰も居なかった
楓)(あれ……さとる…は?)
体を起こしたら何故か悟の上着を着ていた
楓)…??(なんで着てるんだ…?)
上着を返さなきゃ…と思い部屋の中をヨロヨロと探し始める
楓)さとりゅ……さとりゅ…
ポロポロと泣きながら部屋の中を探す
楓)…さとりゅぅぅぅぅ……グスッ
コツンッと何かに当たってそのままドテッと派手に転んでなにかが倒れた音でバタバタと何かが近づく音がした
楓)さとりゅ……どこぉ…?
涙で目が潤むと目を擦る
楓)さ、さとりゅ……さとりゅぅぅ”…
ポロポロと涙を零してると「楓!?」と、お風呂に入っていたのかタオルを腰に巻いたまま出てきた悟がこちらに近づいて抱き寄せてくれた
楓)さとりゅぅ”ぅぅ”……グスッ…寂しかったァ…グスッ
抱き着いてわんわん泣くと悟は頭を優しく撫でて「ごめんね、寂しかったね」と言って優しく抱き締めて唇を重ねてくれた
悟)大丈夫、大丈夫着替えてくるからちょっと待ってて?僕も風邪ひいちゃうよ笑
楓)ん……わかった…
悟は私を抱えて布団に寝かせてから着替えに入った
楓)……(ポーっと悟の着替えを眺めている)
ぼーっとしていたら悟は私の視線に気づいて後ろを振り返った
悟)どうしたの?
と、優しく声を掛けて来た
楓)来てくれてありがとう…うれしい
微笑むと悟は顔を真っ赤にした
悟)ほんっと可愛い…はぁ……気が狂いそう
楓)エヘヘ嬉しいよ…ありがと
悟は「あっそ///」と、照れてまた着替えに入った
楓)エヘヘ
着替え終わるまで悟の体をじーっと見ていて一言思った
楓)(傷……増えたなぁ…)
すっと立ち上がって後ろから抱きつくと悟はビクッと驚いた
楓)…傷……増えちゃったね…
悟)え?あ〜…ごめん……
楓)…ううん、治してあげる
悟)え?
そっと傷を治す
楓)はい、綺麗になったよ
悟)ん、ありがと…って違うよ!早く寝ないと
楓)ふぇ?
しれっと抱えられ布団に寝かせられた
悟)ふぇ?じゃないの、危ないでしょ〜?
頭をポンポンっと撫でられまた着替え始めた
楓)ん〜…わかったよぉ
大人しくお布団の中でぬくぬくしてる
悟)ご飯食べる?
着替え終わった悟が私の方を見た
楓)んぅ…ちょっと食べたい…かも
と、言ったら悟は「はーいじゃあ大人しくしてるんだよ〜」と、言われた
楓)むぅ……(構って欲しいけど…ダメだよね)
ひとりぼっちで大人しくする
暫く大人しくしていたら悟がひょこっと顔を出した
悟)楓〜ご飯食べよっか
楓)ん…たべりゅ……悟といっしょにご飯食べたい…
悟)じゃあ、一緒に食べようか
悟は私の手を引っ張ってリビングに行く
楓)ん、たべりゅ…
悟)起きて辛くない?
悟は私の顔を見て心配そうな顔をする
楓)だいじょうぶ…ごはん…たべよ?
上目遣いで見ると悟はすごい嬉しそうな顔をした
悟)そうだね!
ご飯を食べたあと
楓)ん…おにゃかいっぱい…
手を合わせて「ご馳走様」と、言う
悟)大丈夫だよ笑また食べたらいいよ、しまっておくね
悟は私が残したご飯をラップをして冷蔵庫にしまった
楓)んぅ…悟……頭…よしよしして…
ぎゅぅっと裾を掴むと優しく頭を撫でてくれた
悟)僕と君が初めてあった時もこんな感じだったんだなぁ笑
楓)やや……?
悟)いいや?すっごい可愛い
私を膝に座らせて後ろから抱きしめてくれた
楓)んぅ…風邪…移らないよね……?
悟)大丈夫大丈夫笑
頭を優しく撫でられた
楓)んぅ…良かった……
そのあと暫く悟がご飯を食べ終わるまで膝で大人しくしていた
しばらくした後
悟)ん、ご馳走様
ご飯を食べた後膝の上でスゥ…スゥ…と、可愛い寝息を立てている可愛い嫁を抱っこしてベットへ寝かせる
悟)よし、おやすみね楓
寝ている楓を優しく撫でてキッチンに向かった
数日経った後は楓はすっかり元気になった
楓)悟〜!面倒みてくれてありがとうね!
悟)元気になってよかったよ
楓)エヘヘ迷惑かけちゃったね、ご飯食べよっか!
手を引っ張ってホテルの食堂へ向かう
悟)え?え?
困惑している悟をエレベーターに突っ込んで私も中に乗る
楓)ここのホテルねちょっとお高いけど食堂があるんだよ〜
悟)え〜……楓のご飯食べられると思ったのに〜
楓)エヘヘごめんね、でもとっても美味しいんだ〜
手を引っ張って食堂へ連れて行く
in食堂
楓)どう?綺麗でしょ?
悟は目を輝かせて食堂を眺めている
楓)フフッほら!食べよ!
悟)え?ちょもう!?
手を引っ張ってご飯を取りに行く
ご飯食べた後
楓)さ、そろそろ任務に行かなきゃ
悟)任務…ってまだ有るの?
楓)ん?あるよ〜?地図作り♪
紙とペンを取り出して弥紅を呼ぶ
悟)ち…ず……?
弥紅に跨る
楓)悟は悟の仕事が有るでしょ?頑張ってね?
弥紅は空に飛んでノルウェーに向かった
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!