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4 仮面の裏

深夜のゼロディヴィジョン本部。

神城 蓮は資料の束を手に、室内を歩き回る。部屋の静寂の中、心拍が速まるのを感じた。内通者は確実に行動を監視している。今、チームが一歩踏み出せば、反応が返ってくるのは間違いない。

「神城……ここまで来るとは」

氷室 悠真がモニター越しに報告する。画面には、過去数週間の動きから割り出された不自然なパターンが映し出されていた。データと現場情報を照合すると、特定の人物が意図的に情報を操作している可能性が高い。

黒瀬 鷹真は無言で装備を確認し、神城に目線を送る。

「……奴は、我々の信頼関係を試している」

その短い言葉に、三人の間の緊張が一層高まる。内通者は表面上は味方の顔をしているかもしれない。だが、裏ではチームを崩そうと暗躍している。

神城はゆっくりと資料をまとめながら、心の中で考える。

(誰だ……俺たちの中に? それとも外に潜む影?)

その時、暗号化されたメールが届いた。件名は単に「仮面」とだけ記され、本文には短い文字列が羅列されている。氷室が解析を始めると、意味深なメッセージが浮かび上がった。

「信頼を疑え。表面だけで判断するな」

神城は息を呑む。

「……奴は、俺たちの心まで読もうとしている」

黒瀬は拳を握り、冷たい沈黙を保った。

「……だが、見抜ける」

その言葉には、仲間を守る覚悟と、絶対に裏切り者を暴くという決意が込められていた。

三人は互いに視線を交わす。疑惑と不安が渦巻く中で、ゼロディヴィジョンは決して後退しない。内通者の正体はまだ仮面の下に隠れている。だが、次の一手で、その仮面を剥がすことは可能だ。

夜明け前、東京の街は静かに眠っている。

だが、その沈黙の裏には、緊迫の心理戦が張り巡らされていた――ゼロディヴィジョンは、内通者を見つけ出すため、次なる行動を決意する。

警視庁ゼロディヴィジョン —ZERO DIVISION—

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