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双子に生まれて

双子に生まれて

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11

第11話 僕たちの前では……

♥

1,075

2024年02月06日

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ーーー次の日ーーー





ry「学校行けるか?」

桃「はい……大丈夫です」

nb「大丈夫だよ!僕達一緒のクラスだし!」

桃「ん、nbくんがいるから大丈夫です」

ry「そうか、なら気をつけてな」

tm「僕のクラスにも来ていいからね?」

nb「学年違うので行きませーん!」

tm「なら僕から行っちゃうかんな!」

nb「えぇ〜?」

ry「ほら!早く行け!遅刻するぞ!」

tm「やばっ!」

nb「tmにぃのせい!!」

桃「早く行こ」

tm「そうですね」

ry以外「行ってきます!」

ry「行ってらっしゃい」





ーーー学校ーーー






nb「tmにぃばいばーい」

tm「また後でね」

桃「はい」

nb「行こ、桃くん!」

桃「おう」





ーーー昼休みーーー





nb「ryにぃのお弁当なんだろなー」


パカッ

桃「あ…」

nb「ハンバーグ入ってるー!絶対桃くんが好きだからでしょ、これ」

桃「そうなのかな……」

nb「そうだよ!学校頑張ってって意味じゃん?」

桃「……!……嬉しい」ニコッ

(ふにゃっと笑う)


nb「桃くんって本当に可愛いよね」

桃「は?いきなり何?」

nb「んーん!なんでもない!食べよ!」

桃「……?なんだよ」

nb「前は結構冷たい感じだったけど、今はホワホワしてていいね!今の桃くんの方が好き!」

桃「ホワホワ?……多分……nbくん達が変えてくれたんだよ……ありがとう」

確かに気を張らずにいられる…

考え込まなくてすんでるし

nb「んふふ!どういたしまして!」

青「桃くんっ!!!!」

桃「ビクッ………」

青「前はどうしたの!?学校休んでたよね?」

桃「……青」

nb「……」

戻った……冷たい感じの桃くんに……

青「大丈夫なの?」

桃「大丈夫……」フイッ

nb「ねぇ、クラスに戻ったら?俺たちご飯中だし、うるさいし」

桃「………」

青「僕、桃くんと話したい事あって」

桃「俺は無い………戻れよ……自分のクラスに」

青「っ………分かった……明日も来るね!今度はお弁当持ってくるから!」

nb「来なくていいよ!べーっだ!」

青「絶対行くから!」(去る)

桃「…………」

なんで……急に……俺が居なくなったから?

俺は居なくならないと心配されないの?

死んだらどうなってたの……?

死んだらその後に愛してたよとか言ってくれるの?ふざけんなっ……!

nb「……くん!」

桃「…………」

もう俺は帰らない……青達なんか知らない……

家族じゃないっ…俺の家族はnbくん達だから

nb「桃くん!!!」

桃「はっ……ごめん……何?」

nb「ううん、なんでもない。食べよお弁当」

桃「うん」

nb「うまっ!やっぱりryにぃの弁当うまうま!」

桃「うまうまってなんだよ」

nb「美味いじゃん!」

桃「ん、美味しい」

nb「でしょー?ryにぃの愛情がこもってるからね!」

桃「……愛情か…」

俺が作る時愛情なんて入れてなかったな

食べれればいいだろとしか思ってない……

nb「桃くんにも入ってるからね!ryにぃの愛情!てか1番入ってると思う!桃くんのはryにぃの愛情もりもり弁当だね!」

桃「……ふっ、なんだそれ」

nb「だって見てよ!桃くんのお弁当小さいハンバーグと大きいハンバーグ入ってる!俺の大きいのしかない!」

桃「本当だ……」

nb「桃くんの事を考えて作ってたんだね!」

桃「………………」ニコッ

nb「んふふ、愛されてんね!」

桃「……俺が?」

nb「俺もryにぃに、弁当リクエストしよー」

桃「……」

俺が愛されてる……

nb「何にしようかなぁ〜」

桃「…………ふふっ」ニコッ

嬉しい……こんなにも俺のこと思ってくれてるお弁当食べれるなんて思ってなかった

nb「え?なんで笑ったの?」

桃「別に、嬉しかっだけ」

nb「愛され弁当?」

桃「そう、愛され弁当」

nb「良かったね!次は俺の愛され弁当だ!」

桃「何が好きなの?」

nb「えー?ん〜……チョコ!」

桃「チョコの弁当は流石に無理だろ……」

nb「えぇ?美味しそうじゃない?」

桃「いや不味いだろ……嫌だよ弁当にチョコ入ってんの」

nb「ん〜じゃぁ、グラタン!」

桃「そっちの方が倍いいよ」

nb「じゃぁ、グラタンいれてもーらお!」

桃「リクエスト通るといいな」

nb「うん!」





ーーー放課後ーーー




tm「桃くん!一緒に帰りましょう!」

桃「tmさん」

nb「えぇー、2人で帰ろうとしてたのに」

tm「クレープ奢るから」

nb「本当!?一緒に帰る!」

桃「クスッ……」

ちょろいんだな、nbくん

tm「ほら、行きましょ?あとさん付けじゃなくていいし、敬語もいりませんよ」

nb「tmくんに言われたくないよね」

桃「……本当にいいんですか?」

tm「はい!僕のは癖なんで、気にしなくていいですよ」

桃「分かった……じゃぁ、tmくん…?」

tm「はい!」

桃「……////」

なんか照れくさい……

tm「可愛い、照れてますね」

nb「ねぇ、ryにぃの事、ryにぃって呼んでみてよ」

桃「え?無理……」

tm「えー、喜ぶと思うけどなぁ、なんだったら僕の事も兄呼びでいいんですよ?」

桃「うっ……でも……」

tm「家族なんですから」

桃「………t……m……にぃ?」

tm「グハッ……はぁっ……可愛い」

nb「ねぇ〜俺も可愛いでしょー?tmにぃー!」

tm「2人とも可愛いよ」

nb「えへへ、可愛い弟ですから!」

桃「……?」

ただ呼んだだけなのに……可愛いのか?

tm「ほら早く食べに行きましょう!」

nb「うん!桃くん行こ!」

桃「おう」ニコッ





青「笑ってる……桃くんが……」

もう僕たちの前では笑ってくれないの?

この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

桃くん破壊力やばい、、🫶 nbくん達といた方がよく笑ってて可愛い🫶✨ 続き待ってます!!

ユーザー

.*・゚(*º∀º*).゚・*.ア゛ア゛ア゛ア゛ やばい…!桃くんがてぇてぇ✞

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