コメント
1件
「冷たくて、温かい」
リフトを降りると、私たちはあかね夫妻と共に、さらに上を目指して坂道をのぼった。
一番上に出たと同時に、一気に視界が開ける。
「わー!」
目の前に広がっていたのは、まさに絶景だった。
霧のような薄雲が眼下にあって、空の青と山の緑のコントラストが美しい。
切り開かれた斜面は草原になっていて、青々としたそこにベンチがいくつも置いてあって―――。
「きれい!」
「すごーい!」
私とあかねが口々に言い、もっとよく見ようと、切り立った斜面のほうへ駆け寄った。
(わー……)
雑誌の写真で期待はしていたけど、実際足を運んでみると想像以上に感動する。
「きれいだね」
私のとなりに 晴(はる)さんが並び、あかねのとなりに旦那さん――― 和也(かずや)さんが並んで、揃って景色を眺めた。
「写真とっていいかな」
晴さんは私たちに笑いかけ、首から下げていた***********************
**********************
********************
************
*******
*******************
***************************
****************************