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仁人side
その後も勇斗は何かと俺に話しかけたり誘ってくれたりした。
もしかして、作戦成功ってやつじゃない!?
太智はこの作戦で勇斗のことを諦めさせようとしてたみたいだけど成功しちゃったね〜!
……と、俺はすっかり調子に乗っていた。
今日も勇斗一緒に帰るかな〜なんて思いながら放課後教室に向かっていると教室の中から勇斗と友達が話している声が聞こえた。
友達「勇斗さ、最近吉田くんだっけ? 仲良いよな」
勇斗「そうか? 普通じゃね?(笑)」
友達「絶対そうだって! 勇斗から声かけてるし!」
勇斗「まー、仁人さ、俺のこと好きらしいし? 構ってやってんの」
衝撃だった。
最近の勇斗の行動は俺のことが好きだからじゃない。
ただ、俺をからかって遊んでいただけなんだ。
俺はショックで手に持っていたペンを落としてしまった。
カラン、と音が響き勇斗と友達は俺の存在に気づいた。
友達「あっ……」
勇斗「仁人、その……違くて」
勇斗の声なんてもう耳に入らなかった。
俺は教室に入り荷物を取ると急いで走って帰った。
溢れる涙を拭いながら俺はただひたすら走った。
途中で俺を呼ぶ太智の声が聞こえたけど無視してそのまま帰った。
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勇斗side
いつからか、クラスメイトである仁人が俺から距離を取るようになっていた。
仁人は俺のことが好きなんだろうなとは思っていた。
1年生のときから俺に構ってきたりしていたけど、俺は仁人をただのクラスメイトとしか思っていなかったから理由をつけて避けてきた。
でも、いざ避けられると何故か心にぽっかり穴が空いたような気がした。
だから、俺から仁人に近づくようになった。
ある日の放課後教室で友達に言われた。
友達「勇斗さ、最近吉田くんだっけ? 仲良いよな」
勇斗「そうか? 普通じゃね?(笑)」
友達「絶対そうだって! 勇斗から声かけてるし!」
勇斗「まー、仁人さ、俺のこと好きらしいし? 構ってやってんの」
……そんなの嘘だ。
本当はそんなふうに思ってなんかいない。
でも、俺はそう言ってしまった。
するとカランと何かが落ちる音がした。
音がした方を見るとそこには仁人がいた。
友達「あっ……」
勇斗「仁人、その……違くて」
仁人は俺の声を無視して教室に入り荷物を取ると急いで走って帰った。
俺は仁人を呼び止めようとしたけど仁人はそのまま走って行ってしまった。
#さのじん
#snjn
のりもちさん
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コメント
3件
友達の手前心にもないこと言っちゃったんですね🩷さん…あちゃー💦 💛さんの気持ちを思うと切ないですね😭

💛さんの気持ち思うと心痛い けど🩷さんの言ったことも本心じゃない(´;ω;`)
あ〜〜胸が痛いわこれ……。仁人が調子に乗ってたところにアレはキツすぎるし、勇斗の「違くて」も本心が伝わらないもどかしさが辛いね。両視点あるのがいいな、お互い鈍臭くてじれったいけど感情の動きがリアルでグッときたわ。続きめっちゃ気になる🔥