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#さのじん
#snjn
のりもちさん
6,242
勇斗side
仁人が立ち去るのを見ていると教室に太智が入ってきた。
太智「今さ、仁人が泣きながら走っとったんやけど勇斗何か言った?」
冷めきった目で俺を見てきた。
勇斗「えっと……」
思わず目が泳いでしまう。
太智「何言ったか知らんけどな、俺の幼馴染傷つけたら許さへんで」
勇斗「っ……」
何も言えない俺に少しイラついた声で太智が言う
太智「あっ、あと忠告や。仁人あー見えて結構モテるんやで。本人は鈍感で気づいてないんやけどな。じゃっ」
太智はそう言い、荷物を持って帰っていった。
そして俺はその言葉を聞きようやく気づいた。
仁人が好きだってことに。
なんてことをしてしまったんだ……
────────────────────
太智side
放課後、トイレに行き教室に荷物を取りに戻ろうと教室に向かっていると、目の前から仁人が走ってきた。
太智「おっ! じん……と?」
目の前から走ってくる仁人は泣いていて俺の声が聞こえていないかのようにそのまま通り過ぎていった。
……今、仁人教室から来たよな?
そう思いながら教室に行くとそこには勇斗と勇斗の友達が突っ立っていた。
……なんとなく状況は分かった気がする。
俺は勇斗に近づき声をかけた。
太智「今さ、仁人が泣きながら走っとったんやけど勇斗何か言った?」
思ったよりも低い声が出た。
勇斗「えっと……」
何も言わない勇斗に、苛立ちを覚えた。
太智「何言ったか知らんけどな、俺の幼馴染傷つけたら許さへんで」
勇斗「っ……」
こんな奴に、俺の大事な大事な幼馴染を渡してたまるか。
太智「あっ、あと忠告や。仁人あー見えて結構モテるんやで。本人は鈍感で気づいてないんやけどな。じゃっ」
コイツなんかに仁人を渡したくない、だけど俺は仁人に報われてほしい。
だから俺は勇斗に忠告をした。
俺は微動だにしない勇斗の横を通り抜け、荷物を持って教室を後にした。
……ふんっ。少しは焦っとき。
コメント
2件

💙さんかっこいい😍 🩷さんもようやく自覚して早く💛さん追いかけてね
第6話読み終えました……! 太智の「俺の幼馴染傷つけたら許さへんで」、すごく重みがあって印象的でした。仁人を想う気持ちと、それでも勇斗に託さざるを得ない葛藤がにじんでて切なかったです。最後の「ふんっ。少しは焦っとき」のちょっとした強がりにくらっときました。 勇斗がようやく自分の気持ちに気づいたところで終わるのも余韻があって、次が気になります……!💔