テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「……え?」
一瞬きょとんとしてから、笑顔が固まる。
「今、違う国の名前言わなかった?」
無理に笑って、
「……まあいいけど。ちょっと、寂しいな」
「……待て」
低い声で呼び止める。
「今、誰の名前を呼んだ?」
否定を聞いてからも表情は硬いまま。
「……次は間違えるな」
「……今のは」
一瞬、言葉を切る。
「私の聞き違いでしょうか」
静かに目を伏せ、
「いえ……構いません」
「……は?」
一気にテンションが落ちる。
「今、ヒーローじゃない名前呼んだよな?」
腕を組んで、
「……冗談でも、あんまいい気しないぞ」
「……おい」
眉をひそめて睨む。
「今、別の奴の名前言っただろ」
舌打ちして、
「……俺がいる前でやるなよ」
「……今の、わざとか?」
冗談めいた声だが、目は笑っていない。
「俺の前で別の名前呼ぶとか」
ため息をつき、
「……結構くるんだけど」
「……ふふ」
笑っているが、空気が冷える。
「今、違う国の名前だったよね?」
一歩近づいて、
「……どういう意味か、教えて?」
「ちょっと待つある」
腕を組んで眉を上げる。
「今、他の国の名前言ったね?」
じっと見つめて、
「……それ、結構失礼あるよ」
「……は?」
一気に不機嫌になる。
「今、誰の名前呼んだんだよ」
顔を背けて、
「……もういい、知らねぇ」
「……」
一瞬、言葉を失う。
「今、違う名前だったよね」
小さく笑って、
「……ごめん、ちょっと席外す」
「……お前さ」
冗談っぽく笑うが、目は鋭い。
「今、俺じゃねぇ名前呼んだだろ」
肩をすくめて、
「……それ、結構ムカつく」
「……え?」
一瞬固まってから、苦笑する。
「今、他の国の名前やったよな」
頭をかいて、
「……冗談でも、あんま聞きたないわ」
「……今のは」
静かに問い返す。
「俺の名前ではなかったなぁ」
少し距離を取り、
「……気ぃつけてくれ」
コメント
1件
カナダのやつ作りながら、ごめんねごめんねとか思いながら書いてた。 良心が痛い。本当にごめん。カナダ〜。