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紅葉@物語作成中
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#能力
めんだこ
802
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「はぁ……やっと追い詰めたわ。全く、逃げ足が早いんだから」
月と星々が輝く夜……私は、月夜の団員として仕事をしていた。片手に持つはナイフ、もう片手にはめるはスタッズグローブ。
「た、助けてくれ!俺は何もしてないんだ!」
大の大人が、泣きながら命を乞う。滑稽で仕方がなかった。
「“何もしてない”?ふふっ、貴方さっき自分で言ってたじゃない。“これで俺も億万長者だ”って。人のものを盗んだ挙句持ち主を殺害…その上、通報を受けて追ってきた警官も殺害……私も聞いた時驚いちゃったわ」
全て、目の前の男を殺すために調べ尽くした情報。依頼主から聞き出した話も、裏で集めた情報も、全部一致していた。
「だから、命乞いしても無駄。貴方の運命は決まったの」
銃口を相手の額に向ける。泣いちゃって少しだけ可哀想だから、一発で済ましてあげようとしたのは、私の甘さかもしれない。
「っ…!!クソアマが!調子乗ってんじゃねえ!」
隠し持っていたのか、小さな石を投げつけられる。目元にそれが当たり、温かな血が頬を伝った。
「っ…レディの顔に傷をつけるなんていい度胸じゃない…。一発で終わらせてあげようと思った私がバカね」
右手にはめていたスタッズグローブを使って思い切り相手の頬を殴る。スタッズの先端に血が滲む。そして、相手も驚きと私の拳の威力で倒れ込む。その隙を逃さず、私は男の上に馬乗りになる。
「このまま嬲り殺されるか、素直になって一発で死ぬか……どっちか選びなさい。ちなみに、死にたくない…なんて戯言は受け付けないわよ」
私はこれでも優しい方…きっと私以外の誰かなら、こんな選択肢すら与えてはくれない。だけど、男は私の選択肢に答える素振りはない。代わりに、驚いたような表情をしていた。
「お、お前……!その、グローブ……まさか…“氷月の偽善者”……?!」
“氷月の偽善者”…懐かしい名前。
「懐かしいわね。その名前。てか、さっさと選びなさい、嬲り殺すわよ」
このままだと本当に嬲り殺してしまいそうだ。すぐに手が出そうになるのも、悪い癖。
「い、嫌だ!!俺は死にたくない!そもそもあいつが悪いんだ!!あいつが俺を騙したから!」
滑稽なほどの言い訳。本当に笑えてくる。
「被害者は貴方のことなんて騙してないわ。貴方がそう思い込んでるだけよ」
「嘘だ!!あいつは!あいつは俺を騙したんだ!!くれるって言ったくせによお!」
わんわんと叫ぶものだから、うるさくてうるさくてたまらない。
「だから、何回言えばいいのよ。貴方がそう勝手に思い込んでるだけで、被害者が貴方を騙したなんて事実は無いのよ」
二度も説明したというのに、まだ理解しない。流石にうんざりしてくる。
「嘘だ!嘘だ!!!」
「ああもううっさいわね!」
弾丸を一発、肩口に放つ。痛みのせいか声が止まる。
「己の罪を理解し、そして償いなさい。そうすれば来世は良い夢が見れるわ」
選択肢を与えたというのに、私は弾丸を相手の脳天に放つ。たった一発で人は死ぬ。さっきまで暴れていたこいつも、ふっと力が抜けてゆっくりと冷たくなっていく。私は遺体の上から退き、手を合わせる。
「来世は、幸せでありますように」
そう言って、神に祈りを捧げる。きっと、仕事で人を殺したあとにこんなことをするのは私だけだろう。
「人は弱くて、脆い。ほんの一瞬で死ぬもの………私だってそう。私も、いつかは……自分で自分の命を絶つ。それが、“約束”だから」
かつて、アイツと交わした約束を思い出す。全てが終わったら、█████。
「……今日の月は綺麗ね。きっと明日も、明後日も、一週間後も、一年後も……ずっと綺麗だわ」
月を見上げる。黄色く輝く月が、私たちを見ていた。
コメント
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おお、第4話読んだわ!めっちゃ硬派なアンダーガールものじゃん。主人公の“レディに傷つけるなんて…”からのスタッズグローブ一発、脳筋じゃない強さと狂気のバランスが絶妙で痺れたわ。“氷月の偽善者”って二つ名もかっこよすぎるし、♡♡♡た後に手を合わせて祈るところで“あ、この人ちゃんと壊れてる…”ってなった。ラストの“約束”の伏線も気になりすぎる。続きが待てねえ🔥