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コメント
2件
アーーーーこういう2人組超好き 主人公相変わらず重い(すき)
【さぁ断罪の時間です。】
黄昏時。外では同級生達の笑い声が聞こえてくる。
はぁ…早く帰りたいなぁ
「ねぇ、また?」
『仕方ないねん…俺だって嫌よ』
俺の親友でもある、『奏多』がまた告白されたんだって。
後処理は毎回俺だっていうのにさ。
「今度こそバレるかもよ〜」
『バレたらその時よ』
「ははは、また言ってるよ」
窓の外ではカラスが3回鳴いていた。
カラスが3回鳴くと「仲間への位置表示」や「警戒、威嚇」などの意味がある。
案外今の俺たちと似ているのかもしれない。
『じゃいってくるわ』
「はいはい…教室の外で待機しとくから終わったら連絡しろよ」
『はーい♡』
[あの…急に呼び出しちゃってごめんね!]
『全然大丈夫よ〜wそれで用事は?』
[その…実はずっと好きでした…!]
『マジ?なんかそう言われると恥ずいな…w』
[あの…答えは]
『…ごめんなぁ無理やねん。』
[え…]
女は腹に刺さったナイフを見て青ざめていた。
馬鹿らしい。
『もう2度と会わんことを願うで』
L◯NE
『こっち終わったで〜』
「りょ」
「今入る」
『はーい』
ーーーーーーー
「ふふっ…」
これでいい、これで。
こうすればずっとあいつを見る奴はいない。
これで一生一緒。
死ぬ時も。
ずっと。
『ははっ…そんなゆっくりドア開けんでも…』
「…もしかしたら生きてるかもでしょ」
『生きててもどうせ焼却炉で燃やすんやから大丈夫よ』
「誰が燃やすと思ってんだ…」
『だから嫌ならやるってば!』
「…もし見つかった時、奏多には捕まらないで生きてほしいから」
『…そっか』
…きっと、俺らは見つかれば重罪だ。
こうして、何人も殺してきた。
殺すたびにバラバラにして、うめて、もやして。
それでも、一緒にいるためなら痛くなかった。