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第4章 大丈夫
「なに見てんの?」
その言葉で私は我に帰った彼のことをずっと見つめていたらしい。そう考えるとすごく恥ずかしくなって勢いで言ってしまった、
「あのっ!!」
「ん?」
勢いで言ってしまって言葉が詰まってしまってしまい何を言おうか戸惑ってしまったが名前を聞いてないと思い彼に向かって聞いた。
「あの、、名前、」
「え?名前?」
彼は少し疑問に思ってから私にこう言った。
「あのさ、お前って2組の中根だよな? 」
「えっ」
なんで彼が私の名前を知っているんだろう
「もしかして覚えてないのか?」
覚えてない?なんのことだろう
「まじか、」
私たちはどこかであっていたのか?
「まぁいいや俺は右京(うきょう)翠(すい)覚えろよ中根朝日!」
「えっなんで私の本名知ってるの?」
苗字は入学の時名簿か何かを見て知ったとしても下の名前まで知ってるなんて、、
だが咄嗟に聞いてしまってあせっていたが彼は私の問いには答えずこう言った
「なぁ、お前なんでこんな絵上手いのに美術部入んねーの?」
そんなことを聞かれて戸惑ったが変な人だとは思われたくなかったから返答した。
「絵は個人で描きたかったから、かな、」
「ふーん」
なんで自分が聞いたのにこんなに興味が無さそうなのだろう。
「じゃあさこれからはここで描いてよ、絵」
「え?」
なんで急にそんなこと言うのだろう。
「俺さお前の描く絵すげー好きなんだよ」
この人は何故こんなに急に言ってくるんだろうだが不審に思われたくないとで。ちゃんと返信した。
「あ、ありがと、」
「おう」
「じゃあこれからは放課後ここで絵描けよ 」
あ、もう強制なのか、私の性格だから否定はできず小さく頷き同時にこう思った。私は右京翠の前では充実した高校生活を送っている明るい中根朝日を演じよう。
きっと大丈夫だ