テラーノベル
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とある警察署の会議室にて──。
ピリピリとした空気の中1人の男が話し出す
スイス「近年異能力による犯罪が増えている。それを受けて国は異能力者に対する法改正を行うことにした。だが…..隣の無法地帯、通称マフィアの街、あの街は街全体がスラム街と化していて、また異能力者の大半がそこで暮らしている。そのせいか国民たちが「そんなやつらとは暮らせない、異能力者は拘束しとけばいい」とか勝手なこと言って法改正ができない状態である。そこで国は、我らにマフィアの街を正して秩序の街として異能力の犯罪を減らせと命令してきた。そこでだ、ここまで言ったら分かるよな。君たちがここに集まった理由が。」
イギリス)「大体わかるが、、」
苦い顔をしながら日本の方を見る
日本)「なぜよりにもよって私たちなのでしょうか。」
リヒ)「(ここに集まった理由。お兄様から少し聞いてはいましたが、かなり大がかりな任務のようですね…..)」
(話しているみんなを見ながら考える)
スイス)「日本とイギリス、ドイツも分かるであろう!あれは、かなりの異常事態だったのだぞ….」
──数日前──
スイス達がいる街、通称秩序の街。その隣には大きな壁を挟んで街があります。通称マフィアの街。街全体がスラム街で混沌と化しています。そんな危ない街の壁近く──
ドォーーン!!!!!!!!
夜中にも関わらず大きな音が鳴り響く
警備員)なんだっ今の音?!壁の方からっ…..
???)わぁ、結構大きな音鳴っちゃったねぇ….
(警備員のほうを向く)
???)「君は…」
(一瞬で冷気と一緒に近くにいる)
???)「見なかったことにしてね♪」
警備員の耳元でニコッと笑いながら言った
(警備員もろとも周りが凍りつく)
プルルルルガチャッッ(受話器取る)
オペレーター)「○○地区壁周辺にて通報!隣町からによる壁崩落と見られる!繰り返す!○○地区壁周辺にて通報!隣町からによる壁崩落と見られる!」
一瞬場が凍りついた
警察達)「嘘だろ?! どうする?!」
皆緊急事態に動揺したり絶望してたりと場が混乱している
スイス)
─守律強制(コンプライ・ブロック)─
「慌てるな、自分の仕事を全うしろ。」
スイスの一言でパッと場が落ち着いた
オペレーター)(スイスさん、凄いな…さすが数年で指示的な役割を任されるだけある…..)
スイス)「今壁の近くにいる巡回中の警察と、、(そこの近くなら今…)日本、イギリス、ドイツを配置につかせろ!絶対に街への侵入を許すな!!」
警察達)「はい!!!」
日本)「….ん?無線が…」
ドイツ)「俺もだ….」
(無線を聞く)
イタリア)「日本、ドイツー?どーしたの?」
イタリアの声も届かず絶望したような表現の2人
日本)「ッ!イタリアくん、ドイツさん行きますよ!」
ドイツ)「あぁわかった!急ぐぞ!」
イタリア)「何があったのー?!」
ドイツ)「イタリアも来い!!」
イタリア)「えー?!ま、まってわかったからぁ〜!!」
日本)「(つ、着いた…!)ハッ!」
今は春なのに極寒の地のように周りが凍りつき、建物より大きい壁も数メートル単位で破壊されている
イタリア)「寒ッ?!」(警備員に駆け寄る)「大丈夫っ?ねぇ!!…日本!応答がないよ!息してるけど!!」
バンッ!!!!!!!!
通路の向こうからイギリスが家の外壁に飛ばされて打ち付けられる
日本)「イギリスさんっ!今何が起こっているんですか!」(イギリスに駆け寄る)
イギリス)「日本…!…..見ればわかるさ…うぐっ」(かなり負傷している)
???)「あれっ?あ、いたぁーもうおしまい?秩序の街もたかがこんくらいなんだねぇ〜」
冷気を纏った背の高い男が通路の向こうからこちらに歩いてくる
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