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カーテンの隙間から溢れる光に照らされ目を覚ます‥。


一瞬ここがどこなのか思考を巡らせるが、隣に目をやると‥


すやすやと眠る藍さんの寝顔で昨夜の記憶が蘇る‥


藍さんを抱いた後、ベッドまで移動したが‥そのまま倒れ込むように眠ってしまったんだった。


上体を起こしたせいで布団がめくれ、藍さんの胸元があらわとなる。白い肌に散りばめられるように赤く染まる箇所‥。



ほとんど酩酊していた藍さんを欲望のままに抱いてしまった。


途中、何度もうわ言のように呼んでいた‥


“祐希“‥。




抱きしめる僕を祐希さんだと勘違いしていたのだから仕方ない事だろうが‥

それでも身体の奥深くから湧き起こる嫉妬心は消せなかった‥



僕の腕に抱かれながら、他の男の名前を呼ぶのが耐え切れず‥感情のままに唇を塞いだ。



不思議だ‥自分にそんな独占欲があっただなんて思いもしなかったな‥







暫くそのまま藍さんの寝顔に見入っていたが‥

ふと気付く‥


2人とも裸だし‥このまま藍さんが目覚めたら‥


‥大変な事になるんじゃないかと‥



とりあえず着替えようと‥隣の藍さんを起こさないようにそろりとベッドから抜け出す‥つもりだったのに‥

焦ったおかげで足がもつれ‥転んでしまう。


「なっ、なに!?」


なかなかの派手な音に目を覚まし驚く藍さんの声‥。


そして‥‥‥



「あれ?甲斐‥?甲斐やん‥今、凄い音したけど


って‥ここ‥俺の家やん‥いつの間に帰ったんやっけ?




‥‥‥‥



てか、なんで甲斐裸なん?」




ゆっくりと振り向くと‥まだ寝ぼけたような表情の藍さんが頭を振りながら起き上がり‥僕の方に視線を向けていた‥




「藍さん‥お‥はようございます‥



昨日途中で潰れてたから‥僕が部屋に連れて来たんです‥






ちなみに‥




藍さんも‥


裸‥ですよ?///」




そう伝えると‥藍さんは不思議そうに自分の裸体を見つめ‥







その後、絶叫がこだまする‥。








「‥‥ほ‥ほんまなん?」



昨晩の出来事を打ち明けた後‥藍さんは呆然としながら呟く‥。



信じられないという顔をしていたが‥



全裸の二人を見れば‥





何よりも多分‥藍さん‥腰が痛いんじゃないかな‥さっきから腰ばかり擦っているから‥

それが揺るぎない事実として教えているのかもしれない。




それでも慌てふためく藍さんは、裸にも関わらずそのまま起き上がり寝室を右往左往している。



「ら‥藍さん‥とりあえず、服‥着ません?目のやり場に困ると言うか‥///」



視線を外しながらそう告げる僕の顔はきっと真っ赤になっているに違いない‥









一通り着替えてもらい、僕も身支度が出来たところで‥リビングのソファーに座り込む。



暫しの沈黙‥。



その後、沈黙を破るようにおずおずと藍さんが話し出した‥



「ご‥めん、甲斐‥覚えてないんやけど‥俺が誘ったんやろ?こんなん初めてやから‥謝っても許して貰えんかもしれないけど‥」



「謝る!?」


自分でも驚く程の声が出てしまう。


「藍さん‥謝らないでください‥だって‥僕‥ 」


そこまで口にして‥思いとどまる‥伝えるべきかどうか‥。


でも‥伝えなければいけない‥きっと‥




隣りでじーっと僕を凝視する瞳と対峙しながら‥手を握り‥



「僕、藍さんが好きです‥出会ったときから好きでした」





とうとう、打ち明けてしまう。





返ってくる答えを知りながら‥





「そうやったん‥ありがと。俺も甲斐は好きやで‥


でも、それは‥


恋愛の好きとは違くて‥」



「‥わかってます‥藍さん‥祐希さんと付き合ってますよね? 」


「えっ?‥なんで知ってるん?俺‥話したことない‥のに‥」



「‥‥ゆ‥昨夜‥名前呼んでたから‥その‥あの時に‥///」



「あのとき‥?」


そう呟いたかと思うと‥藍さんの顔が真っ赤になった‥


「夢やと‥思ってた‥から///」


‥そしてさらに赤面する‥


彼を‥祐希さんを思い出しているのだろうか‥




僕の知らない顔に‥




これまで感じたことのない感情が芽生えだす‥





「と‥とにかく、昨夜はごめん‥甲斐に迷惑かけ‥て‥今回の事は忘れて欲しい‥二人だけの秘密‥なっ?」


そう言うと‥上目遣いでこちらを見あげ、同意を求める眼差しに‥






何故か‥




頷くことが出来なかった。





黒い心が語りかける‥




それは‥欲望。




激しい程の渇望‥。




「忘れて欲しいんですか‥?本当に?



昨夜あんなに身体を重ねたのに‥?」




そう言うとおもむろに藍さんの引き締まったお尻を撫で回す。

その動作だけでも、身体が敏感に反応するのが‥手に取るように分かってしまう。



「あっ‥」


「‥これだけの刺激でもこんなに反応してしまうのに‥忘れられるわけないですよ‥



藍さん‥




祐希さんがいなくて寂しいんでしょ?




僕が‥





愛してあげます。







お願いします。





ねっ?きっと僕たちは身体の相性いいですよ‥




もう一度藍さんの中に入りたい‥」



「なっ‥何言って‥‥‥‥んあっ!!」




唐突に最奥を強く押すと‥切なげな吐息が漏れた‥。



快楽を切望している身体が‥





僕の身体に身を預けるのに‥



時間はかからなかった。




最初は抵抗するが‥すぐに蕩けた表情を見せ僕の心をさらっていく。




そうしているうちに‥





藍さんの方から誘うことが増えていった。






寂しい夜に限定するが‥。





それでも良かった。




一時のぬくもりでも‥





貴方が僕を見てくれるなら‥






決して‥





愛の言葉を聞けなかったとしても‥。












それから‥










数カ月後‥











また代表戦が始まる‥









それは‥










あの人が帰国するということ‥







藍さんが愛してやまないあの人‥‥。






僕の心は落ち着かないまま‥





その日は訪れた‥。












快楽に溺れてく。

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コメント

8

ユーザー

藍くんに会えるのが楽しみでウキウキ、ルンルン気分で帰国する祐希さんなのに愛しの藍くんは浮気してるという切なすぎる展開😅3人はどんな気持ちで過ごすんでしょうか?バレずに過ごせるかな?続き楽しみにしてます!😊

ユーザー

待ってました〜♡ 甲斐くん、耐えられるかな! 祐希さんは藍くんへの愛が強いからね!藍くんもだけど♡ ゆうらんさんのお話、大好きです🥰

ユーザー
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