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天樹
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『双子の名探偵は今日も嗤う』〜謎あるところに闇は生まれる〜2nd season
第2章 『賭けの場で起きた密会』
〜マフィアのボスを捕まえろ〜
第2話 試される
『……。』
私は窓辺のソファに座っていた。
『退屈だ(退屈ね)』
『ふふ、そう仰るならワンゲーム私とやりますか?ボス。』
『まぁ、悪くないな(悪くないわね)』
『にゃー!にゃんにゃん!(主様かっこいいです!)』
『ボス、飲み物を持ってきたっすよ。』
『美味しそうだな(美味しそうね)』
『ボス、フルーツの盛り合わせもあるぞ。』
『悪くないわね(美味しいわ)』
と、その時だった。
『こんばんは。デビルズファミリーのボス。』
『!』
(私の事を知っている…?既に情報が出回ってるのか。)
『ご存知なんだな私の事を。』
『えぇ。美しいマフィアのボスがスリックの街に来たと聞きまして。』
『……。』
『ゾディア家は胸元に黒いハートから血が流れているようなバッチをつけている。それがゾディア家の証だ。』
(フィンレイ様の言ってた通りだ…この人の胸元にバッチが……。でも、私達がゾディア家を探ってることは知らない。ここはすましておかないと。)
『何か用か?』
『聞きましたよ。新しい事業を開拓したいとか。』
『そうだな。』
『その為にはお金がいるでしょう。どうですか?ここはカジノです。私とワンゲームしません?貴方が勝てば事業に必要なお金をお支払いします。私が勝ったら貴方とギャンブルをさせてください。』
『デビルズファミリーのボスの私に宣戦布告をするなんて、面白い。』
私はニヤリと笑う。
『生憎私は賭け事に興味はない。ルカス、遊んでやれ。』
『おや、よろしいのですか?』
『はした金をかけた所でつまらんからな。賭けるなら大金を賭けてこそのギャンブルだろう。』
『と、いうことなので…私が相手をします。よろしくお願いしますね。』
ルカスは席に座る。
『自分の部下に己の運命を委ねるなんて…勝つ自信があるんですね。』
『あぁ。ルカスが負けるはずないからな。ルカス、わかってるな。負けたら仕置きだ。』
『クス、おやおや、怖い怖い…でも、主様からなら大歓迎です。』
(またすぐそうやって…っ///)
『いいでしょう。では始めましょう。』
ギャンブルはポーカーをやることに。
ルカスは表情を変えた。
『ベット、1万ゼニー。』
『っ、こ、コール…っ。』
『では、ショウダウン!』
『ストレートフラッシュです。』
『っ……!そんな…。』
ルカスの手札を見て相手は戦意喪失しているように見える。
『どうしますか?続けますか?』
『……っ。フォールド…っ。』
『ふふ、懸命なご判断です。』
『くそ…っ。』
男は悔しそうに去っていく。
『やり過ぎだ。(流石ね、ルカス)』
『ふふ、お褒め頂き光栄です。』
『でも、これでボスが出てくるわ。あれが部下ならゾディア家のボスはもっと強いはず…。』
ゾディア家 アジト
『申し訳ございません…グレア様。デビルズファミリーの奴らに負けてしまいました…っ。』
『へぇ…お前を倒すなんてなかなかの腕だな。』
グレア・ビニック ゾディアのボス
『……そんなに強かったか。デビルズファミリーの奴は。』
グレン。アンダーボス。
『面白そうだな。後で俺も見に行こう。』
ルイス。コンシリエーリ。
『で?デビルズファミリーのボスはどんな奴なんだよ?』
バル。カポレジーム。
『美人だった?可愛い系?』
ビルド。カポレジーム。
『美人だった…でも、態度がでかくて生意気だったな。』
ゴルバ。カポレジーム。
『美人かぁ。ボスのタイプにドンピシャじゃん。』
『デビルズファミリーのボス麻里衣か…。
強気な女の涙の顔程……面白いものはない。お前ら。うちのファミリーを負かしたんだ。落とし前をつけに行くぞ。マフィアとしてのな。』
次回
第3話 内緒で来た
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