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『双子の名探偵は今日も嗤う』〜謎あるところに闇は生まれる〜2nd season
第2章 『賭けの場で起きた密会』
〜マフィアのボスを捕まえろ〜
第3話 内緒で来た
一方その頃――
デビルズパレスでは。
『ソワソワ((・ω・))』
『…なぁ、主様。心配なのは分かるが少し落ち着いてくれ。』
主様は分かりやすくソワソワしていた。
『だってー!お姉ちゃんの事が気になるんだもん!危ないからお留守って言われたけど…。』
『まぁ、今回の依頼は危険だな。でもあっちにはルカスさんやハナマルさん強い執事がいますから。』
『……こっそりついて行っちゃおうかな。』
『……え?』
『フィンレイ様にバレなければ怒られないもん。お姉ちゃんのことが心配だし。私行ってくる!』
私は屋敷を飛び出す。
『え!?主様!おい、待て…!!』
スリックの街 ホテルの一室
『ふふっ。ゼラシア様とフィンレイ様から頂いた資金のお陰で助かりました。』
『ぐぬぬ…昔から賭け事は負けなしよね…。』
ゼラシア様は悔しそうにルカスを睨む。
『あれがゾディア家の幹部よね。』
『あぁ。フィンレイから構成員の資料は貰っている。』
私はシロから資料を受け取る。
『ルカスが戦ったのがゾディア家カポレジームのゴルバ。ギャンブル脳ではそれほど強くは無い。言ってしまえばファミリーの中でも最弱と言っていい。まぁ下っ端だな。』
『それなのにルカスに勝負を挑んできたの?』
『相手からしたら私のお手並み拝見したかっただけだと思います。勝ち負けはどうでも良かったと思います。』
『次にゾディア家カポレジームのビルド。女遊びが激しい遊び人だ。まぁ、どうでもいい情報か。女を騙しては金を巻き上げる屑だ。』
『女性を騙すなんて最低ね…。』
『ゾディア家同じくカポレジームのバル。
賭け事が大好きで相手の深層心理を読む事にすぐれている。ゾディア家ファミリーの中の一番の喧嘩屋だ。』
『ゾディア家ファミリーのコンシリエーリのルイス。頭の回転が早く賢い。ゾディア家ファミリーの会計監査でもある。お金を作ることに何の方法も厭わない。 』
『お金が手に入るなら手段は選ばない、と。』
『ゾディア家ファミリーのアンダーボス。グレン。ゾディア家のボスの右腕でもある。1番の信頼を置いていて、ゾディア家ファミリーの中で好奇心旺盛のやつだ。』
『そして、最後が…。』
『あぁ。ゾディア家ファミリーのボス。グレア・ビニック。冷酷非情。悪逆非道な男だ。ギャンブルでは負け無し。イカサマを利用して勝ち続ける曲者だ。相手を負かし、金が払えないと奴は……。』
『臓器売買…よね。』
『あぁ。』
『……。』
私はグシャッと資料を握り締める。
『許せないわ。人を騙してお金を巻き上げる。マフィアとして最低よ。』
私はギリッと唇を噛み締めた。
『ボスだけでなく、幹部も逮捕した方が良さそうね。とにかく、ゾディア家にはもう接触してしまったわ。近いうちに私に接触してくるかもしれない。その前に被害者を洗い出さないと。アモン、シロ。情報収集は2人に任せるわ。ルカス、ハナマル。私達は引き続きゾディア家のこと探りましょう。ゼラシア様、何か知っていることがあれば全部教えて下さい!』
『了解っす。主様。』
『任せておけ。』
『かしこまりました、主様。』
『あぁ。』
『麻里衣さんの為なら任せておいて。』
『にゃん!にゃんにゃん!(僕も頑張ります!)』
一方その頃――
スリックの街
『おい、主様。心配なのは分かるがここまで来たら…。』
『着いてきてくれたの?』
『当たり前ですよ、主様一人で行かせるわけありません。』
着いてきたのはハウレス、ボスキ、ナック、ラムリ。の4人。
『流石に屋敷を空ける訳には行かず…
残ってる皆さんには屋敷に残って貰いました。いざと言う時、フィンレイ様へ報告をする為に。』
『ナックもたまにはずる賢いこと言うじゃん。つまりは言い訳でしょ?』
『とにかく、ここまで来たならお姉ちゃんを探そう。』
と、ホテルに入ろうとしたその時――。
『そこのお嬢さんとお兄さん達。』
天樹
313
『!!』
『俺のホテルに何か用?見た感じマフィアっ感じしないけど…観光客にしては…場違いじゃない?』
『……っ。』
(何…?この人…なんて冷たい瞳…ただ見つめられてるだけなのに…怖い。震えが……。)
『ん?お前、昨日の!』
『え…?』
『ん?ゴルバどうしたの?』
『いや、こいつです。俺に喧嘩売ってきたの。』
『へぇ?でもなんか聞いてたのと違うな。仮面をつけてるって聞いたんだけど。…ふぅん。へぇ、そういうこと。』
その男は全て理解したかのようにニヤッと笑う。
『双子の悪魔執事の主。って言うのは君たちふたりのことか。そして、デビルズファミリーのボスとして俺達ファミリーの悪事を暴きに来た。って所かな?』
『っ……!』
ハウレスとボスキが武器を構える。
『恐ろしいくらい洞察力が優れてるな。お前らがゾディア家か。』
『お前らが裏カジノで何をしてるかは調べが着いている。主様に手を出すのは俺たちが許さない。』
『ハウレス、ボスキ…。』
『へぇ…。たった4人で俺達に勝つつもり?』
『ラムリ。主様をお守りしますよ。』
『もちろんっ!』
『面白いね。悪魔執事ってのは。でも騙されたのは気に入らないなぁ。騙すのは俺達の本業なのに。』
パチンッ。
俺は指を鳴らす。
『なっ…!』
気付けば後ろマフィアのファミリーの構成員がずらりと並んでいた。
『俺達を倒せれば…主様には手を出さないであげる。お前ら、やれ。』
『主様!俺達から離れるな!!』
『う、うん…!』
『…!!』
私はゾクリっと身体が震える。
『嫌な予感がする…。』
『主様?どうかされましたか?』
『いや…ちょっと、身体がゾクッとして…。 』
私は被害者の資料を読んでいた。
(何なの…?この寒気は…。)
『くっ、キリがねぇ…。』
『クスッ。はい、隙あり。』
『しま……っ!』
俺達の間を通られ、主様を人質に取られる。
『っ…!』
『最初からこうすれば良かった。君たちを弱体化させるにはこの子を人質にする方が早いね。』
俺は首元にピストルを構える。
『っ、主様を離せっ!!』
『主様になにかすれば俺達より怖ぇのがいるぞ。』
『ふふ、それってあの美人で可愛いボスのこと?1度見てみたいな〜。』
『ビルドは気が早いな。この子を人質にしたらその主様が出てくるってことかな?それならちょうど良い。俺、ちょうどデビルズファミリーのボスに会いたかったんだ。ねぇ、悪魔執事の主。』
『ひっ…っ。』
『君には利用価値がある。あのボスをおびき寄せる為に…俺達の役に立ってもらう。』
『っ…。』
『お前ら、悪魔執事を縛って俺達のアジトに連れてけ。楽しい楽しいゲームの始まりだ。』
嫌な予感は――的中する。
次回
第4話 命の賭け引き
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