みこ達は付き合ってから半年経っている。時が経つのが早いような遅いよう、、、
ファンのみんながいてくれるから今は頑張れる。最近すいちゃんがものすごく冷たいんだ。
本当にファンには感謝している。付き合いたての頃はいつも一緒に寝て、収録が被ったらどんなに長くても待ったり待ってくれたりしていた。だがすいちゃんは仕事が最近忙しくなり収録が被って「一緒に帰ろう!」って言っても「忙しいから無理」って言われるんだ。帰ってくるにも遅くて一緒に寝たいけど、12時超えてもすいちゃんは出さなきゃいけない物が残っているため寝れない、、、
「もうすぐみこの誕生日だなぁ…」
自分しかいない広いリビング。小さい声で言っても周りが静かで反響してくる。
「もしかしてもうみこに飽きちゃった!?」
「ガチャただいまー」
「わぁぁぁぁ!!!?」
「うっさ…何?」
「あぅ、いやごめん何にもないよ。ご飯食べる?用意しt」
「あー、、、もう外で食べたわ。」
「あっ…そっか。じゃあお風呂沸いてるから。」
珍しく早く帰って来てびっくりした。けど冷たいには変わらないな…
こんな生活がずっと続くなら『別れたい』と思ってしまうみこはもう遅いのだろうか?
不安な気持ちでいっぱいな所で、お風呂に入りに行っていたすいちゃんの充電してあるスマホに一通のメールが。
『楽しみだね!』
と、一言書かれていた、、、
何が?誰?浮気?そんな言葉が頭に浮かび上がってくる。
「ズズッ、ハハハ」
大粒な涙と乾いた笑いしか出てこない。みこは泣き疲れて寝てしまった、、、
朝起きるとベットの上にいた。すいちゃんはここ一週間お休みらしい。
こんなに休みをとって何するんだろう。あのラインの人なのかな?もうどうでも良くなって来た笑
「あ、おはようみこち!」
良く笑顔で挨拶できるもんだ。浮気して、人に冷たくして、自分勝手でマイペース。もうやだ、、、
「助けて、、、」
「え?みこちッ!?」
「ハァハァ…」
「ちょっと!みこちッ!!」
みこは過呼吸になったらしい。いろんなことに悩まされて辛かったのだろう。自分の体に無理させちゃった。ごめんね。
「みこち!起きた?大丈夫?」
「ッ…!やめてっ!」
「えっ、、、」
「浮気してるんでしょ!」
「はい!?してn」
「嘘つきッ…!ラインで他の人と浮気して、みこに冷たくしてみこから「別れたい」って言わせて、その人と一生過ごす気でしょ!みこには分かるんだから!」
「…ごめん、冷たくしちゃって。みこちに誤解されちゃったから言っちゃうんだけど、みこち誕生日近いでしょ?だからサプライズを考えてたの、、、」
「……忙しかったのは?冷たくしたのは?」
「サプライズに夢中で仕事が溜まっていっちゃって、みこちに構ってあげられなくて、サプライズをバレたくなかったから冷たい態度とっちゃった、、、ごめんなさい。」
「………」
なんだ。嫌われてなかった。ちゃんとすいちゃんに愛されていたんだ、、、
自然と涙が出てくる。この涙は前の涙とは違う。嬉しい気持ちと安心した気持ちが混ざっていた。
「みこちのこと愛してるから…ごめんね?チュ」
「ん、みこも勘違いしちゃってごめんね?」
「愛してるよみこ」
「みこもだよすいせい」
病院では二人がいる部屋の窓だけ光を放っていた…
コメント
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最高だね... やっぱ才能あるわ