ないくんは人の言うことを信じやすい。
急に何いってんだって感じだけどほんとに、危機を感じるくらい。
例えば、この前ないくんが『よく眠れる!』
とでかでかと書いてある栄養ドリンクを買ってきた。
そして、翌朝。
「え!すごい!今までより全然寝付きよかった!」
と、飛び起きてきた。
りうらからすれば、今までと顔色は変わってないし、よく眠れたのは昨日遅くまで会社だったからでは?と思う。
他にも、ないくんの飲んでいる薬の副作用がお腹が緩くなる、と言うことを伝えると「え、まじ」と呟きトイレにこもってしまったことがあった。
あと、ないくんが食べているものにトマトが入っている(嘘)と伝えると急に顔色が悪くなったなんてこともあった。
まぁ、ないくんは、というかないくんの身体は人の言葉に感化されやすい。
そこで、りうらは思いついた。
「あ、ねー、そこにあったコーラ飲んだ?」
「え、うん。りうらのだった?ごめん、」
「いや、いいよ。でも、あれ媚薬入ってたんだよね」
「はっ!?」
そう、りうらが思いついたことは、特に何もしてないコーラを『媚薬入り』と伝えたら、ないくんはどうなるのか!
案の定、ないくんはすでに赤面していて、息も上がっている様子。
予想通りの反応だったが、ここまで早いとは思っていなかった。
こんなんだったら、いつか詐欺にでも引っかかりやすそうだな……
なんて呑気に考えているけど、発情した彼女を前にしてこっちもかなり限界な訳で。
「ないくん…それ、なおしてほしい…?」
「ッ…して、りう、ら……っ、ぐちゃぐちゃに……して…ッ?//」
あーあ。歯止め効かなくなっちゃった。全部ないくんのせい。
そう自分に言い聞かせ、ないくんを姫抱きする。
いつ、ネタバラシしよっかなぁ……♡
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