テラーノベル
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まずは居間に通された。
あ、「叔父さん、こんにちは。これからしばらくよろしくお願いいたします」
「よく来たな!本当によかったのかい?せっかくの夏休みなのに畑を手伝ってもらって」
「母の指令は絶対です(笑)でも僕も少しは鍛えられるかなって思って。明日から頑張ります!」
「うちはありがたいけどね。何もないところだけど楽しく過ごせるといいな!」
おばさんがくれた麦茶を飲みながら雑談する。
ここらでは作ってる作物によって村のみんなで助け合ったりしてるそうだ。
颯太たち子供も、ある程度の年齢になると自然に手伝い始めるという。
「兄ちゃん!もういいよね?遊びに行こうよ」
「あ、じゃあ荷物、お部屋に案内するから。
着いてきて」
叔母さんに促され荷物を持つ。
「はい、ここ好きに使ってね」
広い。こんな広さの部屋が余ってるなんて、やっぱり田舎はすごいな。
「いいんですか?僕の部屋より広い」
「ふふ、田舎は大体こんなものよ。私も初めは驚いたけどね」
荷物を端に置くと、颯太は我慢できないというように僕の腕を引っ張る。
「早く早く!行こう!」
「じゃあちょっと行ってきます」
「はいはい。颯太、明日からが大変なんだからあっちこっち連れ回さないのよ」
「うん!行ってきます!」
「多分みんな学校にいるから行こう!」
学校は歩いて10分しないくらいかな?
颯太に着いて走ってきたから5分もかからなかったけど。
「みんなー!兄ちゃん連れてきた!」
そこには4人いた。みんな颯太と同じくらいか少し上なのかな?
「こんにちは。しばらくの間、颯太の家にいるヒカルです。よろしく」
「うわぁ、大人みたいな挨拶!」
「よろしく!俺は大地!」
「私はしずく!」
「うちはモエ!」
「あたしはやよい!ねぇ、どこから来たの?」
やよい?そうだ、男の子2人、女の子の3人と言っていた。この子は女の子なのか。
「えっと☓☓県からだよ」
「えー!都会じゃん!?すごい!」
都会かな…?まぁここからしたらそういうイメージなのかな。
「はは、そんな都会でもないけどね。いつも何して遊んでるの?」
「鬼ごっことか、虫を採ったり、水遊びしたり…いろいろだよ」と颯太。
「よし、僕も一緒に遊ぶよ!何からする?」
みんな口々に好きな遊びを言う。
「まとまらないね(笑)」
「いつもだよ!じゃあじゃんけで決めようぜ」
じゃんけんの結果、大地の言う水遊びになった。
「水遊びか。暑いしいいね。でも僕、水着持ってきてないけど?」
「このままで大丈夫!じゃあ行こう!虫採りは明日ね!」
さり気なく自分がしたかった虫採りを明日の予定に決めた颯太が一番に走り出す。
「あ、待てー!」
みんな元気だ。こうやっていつも男子も女子もなく遊んでるんだな。
農業用に引いた水路の溜池に着く。溜池といっても流れて来た水が大きな池に溜まり、また出ていっているので底が見えるくらい透き通っている。
ここなら流される心配も溺れる心配も無さそうだ。
「いっちばーん!」
颯太がそのまま飛び込む!えっ!?そのまま?
足だけ浸けるのかと思ったら全身ずぶ濡れになっている。
他の子もどんどん続く。
「ほら!兄ちゃんも!」
えぇ〜…靴と靴下だけ脱いでそーっと入る。
ぬるい。でも嫌な気はしない。
みんなは既に水を掛け合ってはしゃいでいる。
あっ、しずくちゃんとモエちゃん、服が貼り付き透けてる!?やよいちゃんは見た目、言われなければ男の子かと思う服装だけど、二人はかわいい服なのに…気にせずずぶ濡れになってる。
思わず目を奪われる…いけない、気付かれないようにしないと…
ほっかい広産🧂
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#オリジナル
ゆいらーめん
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コメント
3件
フォローありがとうございます! 読みましたー!とってもよかったです!続き待ってます!
わあ、いいなあ、この田舎の夏休み感! 読んでるだけで水路の冷たさと蝉の声が聞こえてきそうでした。 最初は緊張した感じのヒカルくんが、子どもたちに引っ張られて自然に馴染んでいく流れが自然でいいですね。特に「大人みたいな挨拶」って言われるところ、都会と田舎の距離感がうまく出てて微笑ましかったです。そして颯太くん、さりげなく明日の予定に虫採りをねじ込む狡猾さ……なかなかやるなあ(笑)。 最後の透けてる描写、あそこは「気付かれないようにしないと」で切ったのが絶妙ですね。ヒカルくん、これから夏休み中いろいろ大変そうだ(にっこり)。続き、どうなるのかすごく気になります!