テラーノベル
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「……おい、お前ら。ナチスがギザギザの歯だからって、生きている国(概念)の肉体をムシャムシャ食べるのが日常茶飯事みたいな空気で話を進めるな」イギリスが、ドン引きした顔でリビングの面々を指差した。現国たちは完全に怯えており、アメリカですら
「オーゥ……さすがの僕も、ハンバーガー以外の生肉を食べる趣味はないよ……」
と、珍しく引いている。すると、包帯をぐるぐる巻きにされたイタ王が、思い出したように
「そうなんね!」と勢いよく人差し指を立てた。
「みんな気をつけるんね! ナチは、生きてるものは何でも食い千切るんね!」
「「「何でも!?」」」現国たちの声がきれいにハモる。
「そうんね! 戦争中、俺たちが会議してたらさ、部屋に乱入してきた生きた野生のイノシシとか、庭を走ってたウサギとか、とにかく目の前で動く生きてるものは何でもあのギザギザの歯でガブーッ!って食い千切って、そのまま貪り食ってたんね! 狂暴な肉食獣そのものなんね!」
イタ王が身振り手振りでナチスの狂暴っぷりを熱弁する。
「貴様、余計なことを喋るな!」ナチスがギザギザの歯を剥き出しにしてイタ王を威嚇するが、イタ王は
「ひえぇ! ほら、また食い千切られそうんね!」と日本の背後に隠れた。「……なるほど。ナチス先輩、当時はずいぶんとワイルドだったのですね。道理で、私の指を食い千切る時の迷いのなさに、熟練の技(わざ)を感じたわけです」日帝がとことんズレた方向で納得し、一人で感心して深く頷いている。
「父さん、だから納得の仕方がおかしいですって!!」日本が頭を抱えて叫んだ。
「……はぁ。もう、皆さんの過去が狂気すぎて、何が普通なのか分からなくなってきましたアル……」中国が遠い目をし、ドイツは
「私の黒歴史が野生の肉食獣だった件について。上司死ね、マジで死ね……」と床にのの字を書き始めている。
「(生きてるものは何でも食い千切る……狂暴な攻め……。そして、それを熟練の技と褒める天然鈍感な受け……! 嗚呼、歴史の裏に隠された二人のディープな絆が尊すぎて、全私が泣いた……!!)」
にゃぽんは、本日何度目か分からない限界突破の鼻血を噴き出し、ついにイギリス家の絨毯の上に静かに倒れ伏したのだった。
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コメント
1件
あらためて読んだよ〜!!第6話もカオスすぎて笑い死に寸前だった😂💥 イタ王の「生きてるものは何でも食い千切る」熱弁と、日帝が「熟練の技」って真顔で納得するところ、ギャグのツボが的確すぎて何度も巻き戻したww にゃぽんの限界突破鼻血も安定のバカバカしさで最高だよ〜!ブラックな歴史ネタをこんなに笑いに変えられるの、ナツメイロハさんのセンスに脱帽です👏✨ 次話も楽しみにしてるね⋆♡