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雨上がりの夜、街は静まり返っていた。
志乃と颯太は美月の正体を追い詰めるため、廃屋に潜入していた。
「ここに何か手がかりがあるはず…」
颯太が慎重に扉を開けると、中には無数のモニターと映像記録が映し出されていた。
そこには圭吾の影の力を解析し、操ろうとするカイトの影響力が映し出されていた。
「カイトは影の研究だけじゃなくて、操る方法まで探ってる…」
志乃の声が震える。
一方、その頃、圭吾はカイトと静かな倉庫で対峙していた。
「お前の力は俺たちを救う鍵だ。だが、お前自身が鍵穴だ」
カイトの言葉に、圭吾の瞳が鋭く光る。
「俺が鍵穴なら、俺が鍵も手に入れてやる」
圭吾は決意の表情で立ち上がる。
次の瞬間、背後の壁が崩れ、美月が現れた。
「圭吾、あなたを裏切るつもりはない。ただ…」
彼女の言葉は続かず、背後から銃声が響く。