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ご本人様とは関係なし!
キャラ崩壊あり
nirpspいないよ
tn、syp依怙贔屓気味
「なんであいつが幹部になったんだろうな」
「tnさんのお気に入りだからだろ」
「俺らの方が戦闘も強いし、書類も早く終わらせられるのにな」
廊下を歩いているciにそんな声が届いた。
足を止めかけて辞める。
聞こえないフリをした、いつもの事だ。
慣れている。そう自分に言い聞かせた。
けれど次第にエスカレートしていき、陰口だけではすまなくなっていった。
「おい、無能~これ頼むわw」
ci「ぇ、でもこれお前らのやろ?」
「だったら何?」
ci「俺にも仕事あるし、」
「どうせ、戦闘もできない無能のお前に仕事やったんだぜ?感謝しろよなw」
「ほんまそれw」
「戦闘で役に立たないんだからせめてこれくらいはやれよな」
机に置かれた書類の山を見て口を噤んだ。
断ったらまた、殴られてしまうかもしれない。
変化に敏感な仲間達がいるのだ。前回は何とか誤魔化せたがまたやられたら誤魔化す自信が無い。
ci「わかったわ、」
無理やり笑顔を作って、書類を受け取った。
それからというもの、ciの仕事は増えていく一方だった。
自分の仕事を終わらせ、一般兵立ちに押し付けられた仕事を処理する。
昼食を抜く日が増え、夜遅くまで机に向かうようになった。
それでも朝食だけはいつも通り笑顔を作って幹部専用の食堂に向かう。
仕事で忙しいがみんなで朝食の時ぐらいは顔を合わせたいとgrさんが始めた習慣だ。
昼頃になり、時計を確認する。もうひと頑張りしようと机に向き直した時ドアがノックされた。
syp「ci~飯行くぞ~」
声をかけてきたのはsypだった。
俺よりも1年早く入隊したsypは戦闘も書類も完璧にこなす期待の星と言っても過言な存在だ。
他人には素っ気ないsypが俺に対しては遠慮がない行動を取る。それが嬉しいと思う自分もいた。
笑顔を作りドアを開ける。
ci「すまん、俺まだ仕事残ってんねん」
syp「また?昨日も言ってなかった?」
ci「ちょっと多くて」
syp「…tnさんに相談した方がええんじゃない?」
ci「!、大丈夫やで~俺全然余裕だからさ!」
へらりと笑い誤魔化そうとするがsypの視線が痛い。
syp「まぁ、それはええわ、それよりお前ちゃんと寝てんの?」
ci「寝とる!寝とる!」
syp「ほんとかや」
ci「ほんまやって!」
食い気味で答える。
syp「……ならええけど」
納得していない顔しながら、sypはciの机にお菓子を置いた。
syp「これしか持ってなかったけど、せめてこれくらい食え、終わったら声掛けろよ」
ci「ありがとな~」
ciが笑うとsypの表情も少しだけ緩めた。
そんな様子を見ていたknが隣のrbに声をかける。
kn「やっぱ、syp、ciに甘すぎひん?」
rb「今更やろ、あいつciのことになると過保護やからな」
kn「まぁ、仲良しなのはいい事やな!」
豪快に笑うknの頬にsypの投げたナイフがかする。
syp「さっきからうるさいです。聞こえてますからね」
kn「やっべ、rb逃げるで!」
rb「はぁ!?俺も巻き込むなや!」
syp「チッ」
zm「内ケバか!俺も混ぜてや!」
バンッ!
tn「お前ら!!!何しとるんじゃ!!!」
いつも通り騒がしい
その光景を見てこっそり笑った。
ここが好きだ、みんながいて、自分のい場所がある。
だからこそ、心配をかけたくなかった。
自分のせいで、この場所の空気を悪くしたくなかった。
そんなある日、tnは執務室で書類の確認をしていた。
総統のgrから渡された決裁書類に、一般兵の業務報告書、物資の申請書。いつも通り、山のような書類が机に積み上がっている。
tn「お前、俺を何やと思っとるんや……」
gr「我が軍の誇る書記長だろう?」
tn「そういう問題ちゃうわ!」
grは楽しそうに笑い、部屋を出ていった。
tnはため息をつきながら、書類の束を整理し始める。
その途中、一枚の業務報告書に目が留まった。
tn「……ん?」
何気なく読み進め、手が止まる。
見覚えがあった。
tn「これ……」
tnは別の書類を引っ張り出した。
次の一枚。さらにもう一枚。
どれも違う一般兵の名前が記されている。だが、本文を書いた筆跡は、どこか似ていた。
いや、似ているどころではない。
tn「……ciの字や」
幼い頃から知っている。
何度も宿題を見せ合い、手紙をやり取りし、隣で書類を書く姿も見てきた。
胸の奥が、嫌な音を立てた。
tn「……あいつ、何してんねん」
そのとき、扉が開いた。
rb「tn、これ追加の報告書」
入ってきたのはrbだった。
tn「ちょうどええ所に来たな、rb。
ちょっと頼みたいことがあんねん。」
rb「どうしたん?そんな暗い顔して」
tn「実は一般兵の書類に書かれてる文字がciの字かもしれへんのや。」
rb「え、いやいや、なんでciが一般兵の書類までやっとんねん?」
tn「それを今、調べとる」
tnは立ち上がった。
tn「rb、これ提出した兵士らの名前、確認してくれ。俺はciを探す」
rb「わかった。……tn」
tn「なんや?」
rb「まさか、あいつ……無理してんちゃうやろな」
tnは答えられなかった。
ただ、胸の奥に広がる不安だけが、確かなものになっていった。
一方ciは体が悲鳴をあげているのを無視して、zmとの手合わせを行っていた。
ci「はっ!」
ciは返事をして動き出した。
けれど、身体がついてこない。
踏み込む足が遅れ、相手の攻撃を避けきれず、地面に膝をついた。
ci「……っ、すみません!」
zm「おい、ci」
zmが近づく。
zm「今日、なんかおかしいで。さっきから全然動けてへんやん」
ci「すんません。次はちゃんと……」
zm「次は、ちゃうやろ」
zmは眉をひそめた。
顔色が悪い。呼吸も荒い。
明らかに休ませるべき状態だった。
しかし、心配をうまく言葉にできないzmは、つい強い口調になってしまう。
zm「……やる気ないんやったら、もう帰れ」
ciの動きが止まった。
ci「……え?」
zm「今日はもうええ。帰れ」
zmは休ませるつもりだった。
だが、ciにはそう聞こえなかった。
自分は役に立たない。
ここにいる意味もない。
ついにzmにまで、見放されてしまった。
ci「……すみませんでした」
ciは頭を下げ、その場を離れた。
zmはその背中を見送り、心配そうに呟いた。
zm「……ちゃんと休んでくれたらええけど」
その頃
tnはsypを呼び出していた。
syp「どうしたんですか?急に呼び出して」
tn「syp君はciといちばん仲ええやろ?最近なんか違和感なかったか?」
syp「ciですか、?、そうっすね、最近元気ないし、寝てないんすよね、それに朝と用事があるとき以外部屋から出てきてないんすよ」
tn「そうか」
syp「ciになんかあったんすか?」
tn「実はな、」
ガチャ
ut「tn~やっぱ黒やったで」
syp「兄さん、何が黒やったんですか?」
tn「ci、一般兵の奴らに虐められてたんや」
syp「は、?」
ut「rbから事情聞いて僕も一緒に調べたらな、結構前から虐められてたみたいやねん」
ダンッ
syp「誰ですかそいつら、教えてください」
ut「まぁ、待ってや、、あいつらのことはkn、sha、zmに捕まえさせに行ってるから、tnとsyp君はciのとこ行ってあげて」
「ciのこといちばん詳しいのはふたりなんやから、このことは一旦僕に任せて」
いつもだらしないutとは思えないほどの殺気が出ている。それもそのはずだ、みんな、大事な後輩を傷つけらているのだ。黙っていられるはずがない。
syp「わかりました、」
tn「早く、ciを止めにいこうか、」
syp「はい」
急いでciの自室に向かった。
コンコン
syp「ci?いる?」
コンコン
tn「仕方ない、マスターキーで開けるで」
扉を開けるとciが机に突っ伏していた。
syp「ci!!!」
tn「大丈夫か!?」
ci「ん、あれ、sypくんと、tn、?どうしたん?」
tn「どうしたんはこっちのセリフや!目元クマやばいで」
syp「やっぱ、寝れてないじゃなかったやん」
tn「ほらはよ寝るで」
ci「あはは、ちゃんと寝るから待ってや、あとすこじで終わるんや」
tn「そんなんやらなくてええわ!お前の事故とやないやろ」
ci「ぇ、なんでそれを」
tn「一般兵の書類見てたらciの字書かれてることに気づいたんや」
syp「それで調べたんすよ、ciのこと、お前虐められてたん、?なんで頼ってくれれへんかったんや」
ciは俯いた。
隠し通せると思っていた。
自分が頑張れば、それで済むと思っていた。
ci「……ごめんなさい」
tn「なんで謝んねん」
ci「俺が、ちゃんとできへんから……」
声が震える。
ci「戦闘も書類も、人並みしかできへんし。みんなに迷惑かけてばっかりやから……。せめて、これくらいはやらなあかんと思って」
「でも、俺まだ、頑張れるら」
ciは必死に笑った。
ci「もっと頑張るから。ちゃんと役に立つから……せやから、ここにおらせてくれ」
sypの表情が歪んだ。
syp「……何言ってんの、お前」
ci「今日、zmさんと手合わせして思ったんよ、何回も教えて貰ってるのに何も出来ひんし、しかも怒られてしもうて、俺には何ができるのかなって、」
tn「……っ」
tnはciを抱きしめた。
tn「アホ。ほんまにアホやな、お前」
ci「tn……」
tn「お前がここにおるんは、書類ができるからでも、戦闘が強いからでもない。お前自身が必要やからや」
tnの声が、少しだけ震えた。
tn「それに、お前が今までどれだけ軍に貢献してきたか、俺は知っとる。お前の潜入調査のおかげで、何度助かったと思っとるんや」
ci「……でも」
tn「でもやない」
tn「俺が、お前の仕事をちゃんと管理できてへんかった。一般兵の書類までお前に押しつけられとることに、もっと早く気づくべきやった。……ごめんな」
ciの目から涙が落ちた。
sypも隣に座り、ciの頭に手を置く。
syp「……俺もごめん」
ci「syp……?」
syp「一番近くにいたのに、全然気づかなかった。お前が大丈夫って言うのを信じて、それ以上聞かなかった」
sypはciの顔を見た。
syp「もう一人で抱えんな。俺にも頼れよ」
ci「……っ、sypぃ……」
tnも二人を包み込む。
tn「ほんまに……心配かけさせやがって」
ci「tn、苦しい……!」
tn「うるさい。もうちょいこうさせろ」
しばらくして、ciが落ち着いた頃。
扉の向こうから、控えめな声がした。
zm「……入ってもええか?」
zmだった。
その後ろには、gr、rb、kn、ut、sha、em、ht、osもいる。
ciは慌てて涙を拭った。
ci「えっ、みんな!? なんで……てか、返り血すごいんですけど!?」
kn「あーはっはっはっ!これは気にせんでええで!!」
sha「うるさっ、ちょっ掃除してきただけやで!それよりciもう少し俺らを頼れよ!アホ!」
knが言うと、shaが横から口を挟んだ。
kn「いや~お前のことshaめちゃ心配してたで!ブチ切れで怖かったわ!!!!!」
sha「なんやと!?お前もやろ!」
em「二人とも、今は静かに」
emにたしなめられ、二人は渋々黙った。
そのやり取りに、ciは少しだけ笑った。
いつもの幹部たちだった。
zmがciの前に立つ。
zm「……ci。昨日は、すまんかった」
ci「zmさん……」
zm「俺、お前がしんどそうやったから帰らせたつもりやってん。けど、言い方が悪かった。……やる気ないなんて、思ってへんからな」
zmは頭を下げた。
zm「ほんまに、すまん」
ciは首を横に振る。
ci「俺こそ、すんません。ちゃんとできへんくて……」
zm「ちゃうやろ」
zmが顔を上げた。
zm「お前ができへんかったことと、俺がお前を傷つけたことは別や。そこは謝らせてくれ」
ciは、何も言えなくなった。
grが一歩前に出る。
gr「ci。お前は我々軍の幹部だ。自分の居場所を、他人の評価だけで決める必要はない」
htが穏やかに続けた。
ht「辛いことがあったら、ちゃんと言っていいんだよ。仲間なんだから」
rb「せやで。仕事なんて一人で抱えるもんちゃうわ」
rbが腕を組む。
osもciの肩にそっと手を置いた。
os「頑張りすぎるのも、ほどほどにするめぅ」
ci「……みんな」
utはいつもの調子を少しだけ取り戻し、ciの前にしゃがみ込んだ。
ut「お前がおらんとut軍団は完成しないやろ?」
幹部室に、少しずついつもの空気が戻っていく。
最後に、grがciを見つめて言った。
gr「お前の居場所は、ここだ。誰が何と言おうとな」
tnが頷く。
tn「お前は俺が連れてきた、大事な幼なじみや。これからも、ずっとな」
sypもciの肩を抱いた。
syp「居場所が無くなるのがそんな心配なら、俺の隣も空けておいてやるから。勝手にいなくなるなよ」
頬を少し赤らめながらsypがそう言ってくれる。
ci「……っ、みんなぁ……!」
ciは再び涙をこぼした。
けれど、今度は悲しくなかった。
自分はここにいていい。
できないことがあっても、失敗しても、仲間でいていい。
俺の居場所ここなんだ
後日談
幹部室のciの机には、sypが買ってきたお菓子と、tnが用意した温かい飲み物が置かれていた。
ciは少し照れくさそうに笑った。
「俺、ここにおれてよかったわ」
sypは一瞬だけ目を丸くし、それからciの頭をくしゃりと撫でた。
「当たり前だろ。今さら何言ってんの」
tnも笑った。
「せや。お前はここにおるんが一番や」
「……へへ」
ciは二人の間で笑った。
窓から差し込む陽の光が、幹部室を明るく照らしていた。
もう、無理に笑わなくていい。
もう、一人で抱え込まなくていい。
自分の居場所は、ちゃんとここにあるのだから。
エイムねこさんに表紙絵書いてもらいました!
絵柄めちゃかわちいお方なのでぜひ見に行ってみてください!!!!!
描いてもらった表紙絵です⬇
ほんとにかわゆいイラストをありがとうございます(*´˘`*)♡
#zmメイン
柘榴
2,458
コメント
8件
めっちゃ好きです!最高しか言葉が出てこないです

最高だよ…ハッピーエンド大好物です…ありがとうございますッッッ…!