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その後、全校生徒たちが重厚感あるステンドグラスとパイプオルガンがあり、体育館に集まり、合唱の一貫として**『Kの島』**を歌ったのだった。腕の重みを鍵盤の奥へ沈めるようなタッチな音でピアノの音が流れていた。なぜこの曲を流したのかというと、黒井カラスの先祖は明治時代にフリーク区創立と事業、歴史直視型のお化け屋敷である『ジャッジメント・デイ・ジャパン〜日の本の正義と哀しみ〜』というアトラクションの経営をしており、日本のキリシタンの歴史を伝えていきたい啓発の意味を込めたためである。アンアンの心の声「この歌聴くといかにも迫害された者たちの気持ちが伝わってくる。Tさんもムラクモさんも、カラスさんも陽理さんもみんな全校生徒たち歌ってるじゃん」
天野ヤタカガミ校長先生「全校生徒一同、お集まりいただき誠にありがとうございます。特に一年生たちは初めての合唱いかがでしたでしょうか?まだ慣れない重いテーマの歌を歌う機会は滅多にないでしょうが、意味も込めています。迫害された歴史をこの歌を通して知れば、本当の多様性が見えてくるのではないでしょうか?もちろん高校2年生の修学旅行ではもちろん長崎県です。最初は黒島という島です。当時のキリシタンたちが幕府から逃れるために隠れていた場所です。そこで隠れて信仰していた場所の一つでもあります。先ほど歌われた歌のKの島は黒島のことをそのように呼んでいるのです。それから船に乗り、長崎本土の長崎・平坂と大浦天主堂に参ります。信仰と迫害、自由とは何かを学んでいただくためです。これは皆さん自身の将来の夢にも関わって来ます。私自身も母校以外の長崎の博物館の学芸員で働いたことがあります。そこで色々な価値観を持つ同僚たちや先輩たちと出会い、今があります。皆さんの将来の夢に期待しています。以上で話を終わります」と言って退場するのだった。
アンアンの心の声「この校長先生は優しいわ。社会人経験ある先生の話は新鮮なんだよな。」
全校集会の終わり。
夕方の寮部屋にて
リーアン「何してるの、アンアン?」
アンアン「韓国人俳優風のメイクしてるんだよ。個性を出したいから。」と鏡を見ながら初めてのメイクをYouTube動画を見て真似をするのだった。
カイ「いいんじゃない、アンアン?今の時代性別関係なくメイクするからね。この学園はメイクOKなんだって。」
アミナグリ「ほんそれ!!ギャルメイクだってOKなんだからね!」
アンアンの心の声「天野ムラクモさんって人に会ってやる。彼の真似をして個性を出してやるんだ」と彼に憧れ、執着を持つのだった。
翌日の10時頃。休み時間。
廊下で生徒たちがカラス、ハクランと陽理の3人が廊下をゆっくりと歩いてる様子に注目し、チヤホヤていた。
生徒A「やっぱり、カラスさんとハクランさんは女王様感漂うわ。中身があって孤高だし最高だ」
生徒B『陽理さんというギャルも揃ってるから美しさが半端ない!!」
ムラクモ「コソコソと何をしてるんですか、Tさん?」
T「マドンナとギャルの3人をこっそり見てたんですよ!!」と接点のない3人にバレないように廊下の柱に隠れていた。
ムラクモ「それはストーカーだと思われますよ。」
T「えぇ?」
Tの心の声「ノーミー世界だと3人はマドンナ扱いされないけど、ここ、フリーク区のこの学校ならマドンナ扱いされるから最高だ。カラスさんはノーベル化学賞を受賞して、ハクランさんはカラスさんと髪型と性格似てるからチヤホヤされる。」
アンアンの心の声「Tさんってあの3人をストーカーしてるのか」と見つめていた。
3人が通り過ぎた時、アンアンはムラクモに声をかけた。
アンアン「ねぇ、あなたがムラクモさんですか?」
ムラクモ「あなたは?」
アンアン「グヘヘへ。チャン・アンアンって言います。」
T「この見た目ムラクモさんの真似をしてるんですか、あなたは?!!」
アンアン「違いますよ、僕の個性ですよ?!!」
ムラクモ「Tさん、あなたもカラスさんの影響で私服は黒のゴスにしてるじゃないですか?」
T「ちょっと、一言余計ですよ!」
ムラクモ「アンアンさん。個性というのは誰の真似でもなく自分自信で見つけるものなのですよ?」
アンアン「ぐぬぬ….僕もノーミー世界にいた時は周りに合わせてばかりで生きづらかった。だからムラクモさん。あなたみたいなメイクを真似すれば個性を出せると思ったんですよ!!」
ムラクモ「それは心理学で言うと**『モデリング』**じゃないですか?もし私の真似をするならその動機を聞かせてください。それがないなら今のあなたはまだ自己を確立できていないと言うことです。例え属性がミュータントだろうが非ミュータントだろうが関係ありませんから。行きましょう、Tさん。」
T「まあはい。」と言ってTとムラクモは立ち去ったのだった。
アンアン「….」と何も言えずにただ立ち詰まってしまうのだった。
そこで一人の数珠を持った170cm程の爽やかだけど胴体が屈強で寡黙な男性が**『合掌』**という手を合わせながら小さな声で**『なまんだー(南無阿弥陀仏)**』を何度も口癖として唱えていた。
アンアン「あなたは一体誰なんですか?」
クマール「私は南バーラト出身のA.クマールです。」と答えた。
アンアン「数珠を持ってるなら僧侶か何か目指してるんですね。」
クマール「いかにも。私は母国のバーラトのヴァルナ・ジャーティー制に異を唱えてはるばるここへ移住しました。それから私はハヌマーンの血が入ったミュータントでもありながら宗教コースで日本の仏教を学びたくて入学した全日制の3年生でもあるんです。」
アンアン「かっこいい動機じゃ無いですか。確かにバーラトってそういう根深い問題が多いってニュースでやってますよね」
クマール「私はここの大学で浄土真宗のありがたい教えを学び、得度教師を取得して、お寺さんで働きたいのです。それで資金を貯めたら仏教発祥でもある母国バーラトにその教えを逆輸入して虐げられた者たちを救いたいのです。」
アンアン「….」
コメント
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みぅです🤍🥀 第11話、読みました〜! 合唱で『Kの島』を歌うシーン、重いテーマだけど校長先生の言葉がすごく響きました。迫害の歴史を知ることで本当の多様性が見えるって、その視点、大事だなって思います。 あと、ムラクモさんがアンアンに「モデリング」って指摘するところ、グサッときた…。憧れと個性の違いって難しいですよね。でもクマールさんの「虐げられた人を救いたい」っていう動機、めちゃくちゃかっこよかったです! 次も楽しみにしてます🌙