TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

救ってくれたのは

一覧ページ

「救ってくれたのは」のメインビジュアル

救ってくれたのは

11 - 第9話

♥

45

2024年08月15日

シェアするシェアする
報告する





あと少しでrbrが帰ってくるらしい。

怪我してないかな。元気かな。









あれからというもの、みんなにrbrについて聞いて回った。





大体は真面目だとか優しいとか言ってた。







だけど、zmだけは、


「あー..いい奴やで!!あんまり戦争に乗り気じゃない気がするけどな。無理してるっていうか?」








rbrは戦争が嫌なんだ。

無理して行ってるんだ。


…だから苦しそうだったんだな。







emさんにもう一度聞いてみよう。


そう思って俺は、図書室に向かおうとした。





?

「おい。”tool”」



“tool”とはA国での俺の呼び名。道具という意味からつけられた。







sha

「ッ!?」ビクッ








スパイ

「俺はA国のスパイだ。…A国を裏切ったお前がなぜのうのうと生きている!?」







sha

「ぇ…あ.」ガタガタ


震えがとまらない。

実験の日々がフラッシュバックする。







スパイ

「お前の居場所はここじゃない。」プスッ


スパイはshaの首筋に注射を打った。




_そこで意識は途切れた。















目が覚めたところは暗い密室。



手足が痺れて目をあけるだけで精一杯。


思考回路がぐちゃぐちゃにされたみたいに、ぼんやりする。


意識してなくても思考を放棄してしまう。








だけど、前みたいな実験生活は嫌だってことははっきり分かる。



もし実験の生活に戻るとしても、最後に伝えたかったな。


ありがとうって。










スパイ

「目が覚めたか??

お前が姿を消してから研究は進んだんだ‼︎」






スパイ

「我々はみんなお前を望んでる!!

喜べ!!無能なお前に居場所がてきたぞ??」






不快な笑みをうかべ、期待をこめた目で

俺に視線を向ける。



…居場所?


どうせ利用価値が無くなったら口封じで殺すくせに。








sha

「…ぃ…ゃ..だ!…」






スパイ

「…チッ。この軍のせいで反抗的になったんだな??」






違う…

軍のせいじゃない。みんなのせいじゃない。


俺の意思なだけだから。

みんなは関係ない..!!!







スパイ

「お前が戻ってこないなら軍の誰かを殺す」



sha

「…え..?、」





スパイ

「関係ないけどなッ!!!」








そうすると何か薬を飲まされた。

甘くて苦く気持ち悪い味。



頭がくらくらする。











sha

「…研究にキョウりょク¿?シマす」




救ってくれたのは

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

45

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚