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学校に着いてからも文句を言ってる彼を無視し席に座る


残念ながら席が前後な為、文句から逃れることは出来ないのだけど


まあ、2時間目くらいには機嫌も治ってるでしょ!


期待を裏切られた

奴は昼休みとなった今も機嫌悪く頬杖を着いている


元々悪いのは幼少期のアイツだけど

確かに今日の起こし方は悪かった


仕方なく重い腰をあげ購買へと向かった


焼きそばパンを2つ手に取ると声を掛けられた


「きれい先輩だ~シノ先輩は?」


間延びした声

独特なあだ名のセンス


私は振り向きたくないが仕方なく振り向いた

女の子に囲まれた奴はゆるゆると手を振ってきた


案の定、女の子達に睨まれる

一応私、先輩なんだけどね


「喧嘩中」


「あらら~早く仲直りしないときれい先輩ボッチですねえ」


失礼な

私にも友達はちゃんといる

多くはないけど


そんな私の手に何かを握らせてきた


「これで仲直りしてくださいねえ」


目の前の彼は自分の髪と同じミルクティーを渡してきた

いやこれ、飲みかけだし


女の子達が羨ましそうにこちらを睨む

ほしけりゃやるから睨むな


私がミルクティーを彼に突き返すと残念そうに眉を下げた

ちゃっかり人の手をにぎにぎすな


「私、もう行くから」


「ええー」


手を離そうとすると彼は思い出したように小さくあ、と呟いた


「シノ先輩に伝言あるんだった」


「今日、新しい顧問の発表あるって伝えといてください」


「分かった」


















恋は甘いと言うけれど!

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