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「すいちゃん、おいで？」
手を伸ばすと、みこちの赤ちゃん体温が伝わってくる
ふわっとみこちの香りに包まれる。
「ん、よいしょっと…軽いにぇ～」
『そうかな…？』
みこちの香りに包まれて、眠りそうになっていたら
いつの間にか、浴槽についた
「じゃ、ぬ、脱がすよ？」
『うん』
いつも脱がして貰っているが、やっぱ慣れないなぁ…
何とか顔に出ないようにはしてるけど…。
「…！ふっw」
何でみこち、笑ってんのかな…？
「すいちゃん…耳真っ赤だにぇ？w」
『え…！？』
鏡を見ると確かに真っ赤だった…
「ふはっw」
まだ笑ってんのかよ！w
「めっちゃ笑ったにぇw」
だって、脱がされるの…慣れないだもん…
「じゃ、お風呂行こっか」
静かに頷く、いつも通りだ…みこちに笑われた以外はね…。
まず、先に、みこちがシャワーで軽く体を流して
それからみこちに軽く流して貰う
それで湯船に浸かる
私がみこちの上に座る
それで、いつもみたいに、頭撫でて、ぎゅっとしくれる
それが私の救い。
夢の中で一番好き
肌が密着して、包まれる
幸せ…この言葉しか出てこない
これだけは断言できる。
しばらく浸かって、頭や体を洗う
…いや、みこちに洗ってもらってる
本当にさ、いつも助かってるよ
ご飯もお風呂も入る気になれないから…
鬱病だっけな…なんだっけ？
でも今が幸せだからいいよ
全部いいよ。
夢の中だから、気にしないよ
みこちも洗い終わって
浴槽から出る
タオルで拭いて貰って
少しみこちの体を眺める
滴る水滴…
服を手にとって着る
服は着れるのにね。
少しだけ…
なんてね、何でも無いよ、すいちゃんは今日も可愛い！
全部全部、あやふやなの…
だから夢の中
いつ覚めるかな
でも今がさ、幸せだよ
よく分かんないけど
みこちが居るから
