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#異世界転生
しめさば
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耀聖(ようせい)
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銀騎士団の女僧侶、セレストは、銀メッキを施した軽めのハルバードを片手に握りしめ、荒れ果てた村道を駆けていた。
数日前、この村から脱出した男――名をトマといった――が、命からがら騎士団の前哨拠点までたどり着き、助けを求めてきたのだ。
「お願いです……村が、死霊どもに……!」
セレストは即応した。銀騎士団の人数は限られており、基本は単独行動。熟達した使い手ではない彼女が使える神聖魔法は、一日に数回が限度だ。それでも、彼女は迷わなかった。トマと共に村に辿り着いたとき、すでに門は内側から激しく打ち破られ、無残に裂けていた。
木の破片が地面に散乱し、矢が無数に突き刺さったまま放置されている。村人たちが矢で応戦した痕跡だ。だが、ゾンビにもスケルトンにも、矢はほとんど意味をなさなかった。 村は、死の気配に満ちていた。
家々の扉は開かれたまま、あるいは打ち砕かれ、血の匂いと腐敗の臭いが混じり合って漂う。遠くから、低い呻き声と、骨が擦れ合う乾いた音が聞こえる。セレストはトマの腕を掴み、低い声で制した。
「静かに。……まずは状況を確認する。無謀な行動は禁物です」
だが、トマの目はすでに村の中心――広場の方を捉えていた。 広場では、十数体のゾンビが、一人の娘を取り囲んでいた。
娘は二十歳前後だろうか。乱れきった服はほとんど意味をなさず、上半身は完全に露わにされ、白い肌に泥と血と、ゾンビの汚れた手が残した黒い汚れがこびりついている。
下半身も同様で、スカートは腰まで捲り上げられ、脚を強引に開かされたまま、地面に押さえつけられていた。 ゾンビたちは、まるで生きた人形を弄ぶように動いていた。
一人が娘の両腕を頭上で固定し、別の一体が豊かな胸を汚い指で執拗に揉みしだき、乳輪を爪で引っ掻く。別のゾンビは脚の付け根に顔を埋め、腐った舌で執拗に舐め回し、娘の秘部を卑猥に広げては、指を押し込もうとしていた。
娘は泣き叫び、身をよじって抵抗するが、力の差は圧倒的だった。声はすでに掠れ、涙と涎で顔はぐしゃぐしゃになっている。それでもゾンビたちは容赦なく、彼女の体を好き放題に触り、舐め、押し広げ、まるで「まだ生きている肉」を味わうようにもてあそんでいた。
「リーナ……! リーナァッ!!」
トマの絶叫が、静かな村に響き渡った。
セレストが「待て!」と腕を掴もうとした瞬間、トマは振りほどいて広場へ駆け出していた。
「やめろぉぉっ!!」
彼は持っていた薪割り用の斧を振りかざし、近くのゾンビに飛びかかった。斧がゾンビの肩に食い込み、腐肉が飛び散る。だが次の瞬間、背後から一本の白い骨の腕が伸び、トマの首筋を鋭く貫いた。 スケルトンだった。
骨だけの体が、まるで影から湧き出たように現れ、トマの喉を骨の指で抉り、そのまま力任せにねじ切った。トマの体ががくりと崩れ落ち、血が広場の石畳に広がる。
「……っ!」
セレストはハルバードを強く握りしめ、歯を食いしばった。
助けを求めてきた男が、目の前で殺された。悔しい。だが、今飛び出せば、自分も同じ末路を辿るだけだ。神聖魔法の回数は限られている。無謀に使えば、後が持たない。彼女は木陰に身を潜め、ゆっくりと呼吸を整えた。
広場のゾンビたちは、トマの死骸にも反応しつつ、依然として娘を弄び続けている。さらに奥の路地からは、別の呻き声や骨の音が聞こえる。村全体が、すでに死霊の巣と化しているのだ。 セレストは静かに目を細めた。
「……各個撃破よ」
数で圧倒されては勝ち目はない。まずは敵の配置を慎重に見極め、一匹ずつ、確実に仕留めていく。
銀に輝くハルバードの刃を、わずかに光に反射させながら、セレストは村の影の中へと、ゆっくりと足を踏み入れた。 (続く)
コメント
1件
うわあああセレストかっこよすぎる😭💕!!!! 新人騎士で神聖魔法も限られてるのに、一歩引いて状況を見極める冷静さ、めちゃくちゃプロの目してる…! トマさんが無謀に飛び出して即死しちゃったシーンは心臓ぎゅってなったけど、それでセレストの判断力がより際立ったと思う。「各個撃破よ」の決意、熱すぎる🔥 続きが気になりすぎて夜しか眠れないんだけど…!?笑