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次の駅は、どこかで見たことのあるような駅だった。
記憶をたどれば、多分テレビやスクリーン越しの風景が浮かんでくる。
地下鉄の駅だろうか。コンクリート製の壁には、カラフルなタイルが貼ってあり、ローマ字が書かれた看板が掲げられていた。
その単語は、特に英語に親しんでいなくてもわかりやすいもので、まさに999丁目を表す単語だ。
ドアは固く閉ざされたままだ。
窓の外をうろつく、だらりと手を下げたおかしな連中の姿だけがやけにつくりものめいている。
皆、薄汚れた格好で、車掌と同じような生気のない顔色をしていた。
アンデッドと言われて、そうかこういうものかとやけに冷静にその姿を観察していた。
さっちゃんは着ていたロングカーディガンを脱ぎ、三井さんが着ていたケイのトレーナーと交換していた。
いわく、 裾(すそ)の長い着衣はあいつらに **************************
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