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柘榴とAI

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#没入感フィクション
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その後私たちはしばらくのんびりした時間を過ごした。
街の空猫と戯れたり、空中サーカスを楽しんだり。
ゼファーとのんびりする時間はとても楽しかった。
「さて、そろそろ、だね。」
「そろそろ?って?」
「アルカ島から次の島へ行く準備ができた。
そろそろ、女王様からお呼び出しがあるはずさ。」
「はぁ…?」
その日、確かに呼び出しがあった。
私たちの前に一台の黒い馬車が止まった。
『フローラ女王様がお二人をお呼びです。』
NPCは言った。
私たちは、とりあえず私は訳の分からないまま、馬車に乗ってお城に向かった。
「これは、メインストーリーの一部だよ。
次の島へ行く時にメインストーリーは動く事が多いんだ。」
「メイン…ストーリー…?」
「そっ。
メインストーリーを進めていくと、空の秘宝マクシミリアンに辿り着くはずなんだ。
本来はねー。」
「そっか。」
ゼファーについて気がついた事がある。
語尾を伸ばす時は、少し退屈している時。
語尾に、うん、と付け加える時は嘘をついてる時、ま 又は本当の事を言ってない時。
沈黙は好奇心と驚きの現れ。
まぁ、だから何を彼が隠してるのか?までは分からないけれど。
少なくとも、取っ掛かりのないと思っていた前よりは接しやすい。
そして、馬車は大きな宮殿に着いた。
女王の間で、私たちは膝をつき、頭を下げさせられた。
『くるしゅうない、面をあげよ。』
やっと、頭を上げられるわ…
目の前には、白薔薇の花のような美しさの女性が居た。
『わたくしは、フローラ。
このアルカ島の女王である。』
女王様は透き通っているけれど、威厳のある声で言った。
『最近、おかしいのだ…』
「おかしい…?」
ゼファーが眉を顰める。
「どうしたの、ゼファー?」
私は超小声で彼に尋ねた。
「僕が知っているストーリー展開と違う…」
彼も僅かな声で答えた。
『わたくしは、ミドルネームOの者。
エデンには及ばざるが、スレイブの遥かな高み。
500年前、大きな戦いがあった…
その戦いは身分を3つに分けての、大戦争となった…
そちも知っおる通り、第一次エターナルウォーだ。
最近…
モンスターが街のバリアを破る事がある。
それらのモンスターは強く、そして、変異している。
しかし、おかしいのは…それらが、Sの民を襲わない事だ。
第二次エターナルウォーを、わたくしは王族の一員として、必ず避けなければならぬ。
そちらには、わたくしの剣となって欲しいのだ。
その返事次第では、次の島、フォリア…
その通行証を渡そう。
どうだ?』
女王は言った。
気づけば、私たちの周りを兵士のNPCがぐるりと囲んでいた。
逆らえば攻撃する、という事だろう。
コメント
1件
ついにメインストーリーが動き出した感じですね!✨ ゼファーの語尾のクセに気づく主人公の観察眼、すごくいいなと思いました。「退屈してる時」「嘘ついてる時」の見分け方、ちゃんとキャラの個性になってて素敵です。女王様の登場シーンの威厳ある雰囲気も圧巻でした…!白薔薇の美しさって表現、すごくイメージ湧きました。それにしても「知ってるストーリーと違う」ってゼファーのセリフ、すごく気になります…!続きどうなるんだろう〜😭💕