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「みこちゃん。」
夜12時。良い子はもう寝てる時間。
穏やかな微笑みにつられて、 すちくんの隣に座る。
と、優しく肩を抱き寄せられた。
慌てて口を開く。
「あの、すちk」
唇にすちくんの人差し指があたる。
「みこちゃん、し。」
低くあたたかい声が耳元に落ちた。
「っ…!」
心臓が大きく高鳴る。
そのまま抱きしめられ、ゆっくりとベットに押し倒される。
「みこちゃん。」
もう一度、名前を呼ばれる。
細い指が頬に触れ、俺は慌てて俯いた。
「ね、ちゃんと顔見せて。 」
「むっ、無理っ…」
緋色の瞳と目が合う。
その瞳に宿る光がどこまでも優しくて、もっと恥ずかしくなった。
「かおっ…赤いからっ…!」
「可愛いからいいじゃん。」
さらにぎゅっと抱きしめらる。
「それに俺たち」
足と足が絡まる。
吐息が耳にかかる。
「そふれ、でしょ?」