rbru/nmmn/ご本人様関係NOTHING/誤字あるかも/rb『』 ru「」
死ネタです。地雷様は閲覧お控えください⋯😭グロテスクな場面(血液表現等)はありません⚠ODです。(オーバードーズ)
18ありです
ーーー ru side
自分は、長い一生を生きるのだろうと思っていた。長寿どころでは済まない星導と、カゲツとライと。
恋人である星導とはそれはそれは長い時を幸せに過ごせるだろうと思っていた。
風邪になろうが、結局人外。
並大抵の人とは違う部分は多かった。
それでも、時はくるみたいだった。
『⋯⋯⋯わ、肋骨めちゃ見えてる⋯、』
「っ、ぅ、〜〜ん、」
『噛まれるのすき?』
「ぅ、っぁは、す、っき、もっと、」
『そ。ならよかった』
『⋯⋯⋯ん、ね。ここ、なんか固くない?
「え、ん?っ、」
『ここ。こんなとこしこりあったっけ?』
「ん、たぶん、あったから。はやく、」
『ごめん。急かさないで?』
「ぅぁ、っ!ん〜〜〜〜、ぅ」
「おはよ。おきな」
『ん”〜〜〜〜⋯⋯⋯⋯』
と、寝起きが悪い彼に身支度を終えてた俺は彼の唇にキスをする。
『⋯⋯⋯っ”わ、ぇ?』
「寝ぼけてんな。起きろ」
『はやおき、⋯⋯だね、』
「ああ、うん。」
『⋯⋯⋯もっかい、して⋯、』
「⋯はいはい、仕方ないねえな」
そういってもう一度同じようにキスをする。
『ん、⋯おはよ、』
「おはよ。」
「適当にあるもんで飯作ったから。」
『卵あるぅ、⋯?』
「あるけど、なんで?」
『味ある⋯?、それ。』
「⋯ははははっ笑、あるよ。流石にな」
『そう、良かった。顔洗ってくるからリビングでまってて』
「了解。」
起き上がって洗面台に向かう彼の後ろについていって、リビングのソファで彼を待った。
『待っててくれたの?ありがと。食べよっか』
「ん。」
まあ、食欲がなかっただけなのは秘密にしておこう。
『ねぇ、小柳くんならどう死にたい?』
「はぁ?なんだよその質問。 」
『恋人のことを知りたいだけの純粋な質問だよ』
「はぁ⋯⋯⋯?まぁ、お前と死ねたら別にどうでもいい」
『え、ちょ。急に彼氏面やめてくれない?』
「俺がこれまで彼氏じゃなかったみたいな言い方すんねぇ。お前。」
『かっこいいってことだよ、許して』
『俺と心中は当たり前として、どう死にたい?』
「え?なに?俺のこと殺す気?」
『ちがうって、教えて』
「はぁ⋯⋯?まあ、本当にお前の死ぬなら何でもいい。」
「こんな話してねぇでどこ行くかとかの話したほうがいいだろ。」
『確かに。』
「⋯⋯⋯あ、でも強いて言うならオーバードーズとか?痛くなさそう」
『確かに。痛くなさそうだね』
「俺と一緒に死んでくれるんだよね?」
『うん。もちろん 』
「そ、良かった」
『あと、その服着替えたら?首丸見え』
「うわぁ。お前の付けた跡大量に見えるわ」
『嬉しいでしょ?』
「まぁね。それはさ。」
『別にそれで出かけても良いんだよ?』
「別に、俺も良いけど」
『⋯え?リミッター外れてない?』
「なんだよ、その言い草。誰のせいだと思って⋯。」
『俺のせいだけど、俺だけど。』
『⋯俺が、目のやり場困るから。もうちょっと首隠れる服着て』
「⋯はぁーいw」
そのまま困ってほしいなんて言葉は飲み込み、肘をついて彼の顔を眺める。
白い顔だけど、ほんのり血色感があっていくら長寿といえ、生きてるんだなと思う。
ちなみに彼は自分の首に跡が付けられているのに気づいてない。
彼が寝ている間につけた。だって、あまりにも起きなかった彼が悪いだろう。
「ほしるべ。鏡見な?」
『え?分かったけど⋯』
『⋯⋯ん?俺の顔なんもついてないよ』
というかこいつ、顔洗った時に気づかなかったのか。
「⋯首、見てみな」
『え?⋯⋯⋯って!なにこれ、』
「お前が寝てたからつけた。」
『いやつけたじゃなくてさ⋯⋯』
「いやだった?」
『うれしいけど⋯なんでしたの』
「だって、起きなかったし⋯⋯⋯その、さみしいなぁ?みたいな?」
『めちゃくちゃはっきり噛み跡残ってるし。キスマこれしばらく消えないよ⋯。どんだけ強く長くやってたの。 』
「⋯⋯⋯まぁ、休憩挟んだりしながら30分とかやね」
『よくそんなにできるよ。ほんと。』
『ねぇ、小柳くん』
「なに」
『今日は外で遊ばずにベッドの上で遊ぼうよ。』
「⋯⋯この、脳内ピンクタコ⋯⋯⋯」
『で。だめ?、』
「俺せっかく服着たんだけど」
『やだなぁ。脱ぐからエロいんだよ?』
「おまえ⋯ほんとさぁ⋯中身おっさんかつっーの、⋯⋯⋯」
『健全なんだけど』
「変態⋯」
と言いながら赤くなってしまう顔を隠すように、後ろから抱きついた。
ベッドにゆっくりと押し倒され、手が絡められる。
彼の長い髪が俺の顔にかかって、こそばゆく目を細める。
ムードをぶっ飛ばすかのように舌を入れてキスをしてくる。
俺の体を貪ろうと、愛欲にまみれた目が愛おしい。
ただ、いつになってもその愛おしい目線が俺に向いてくれるのか。不安になる。
そんな不安を隠すような、埋めるように彼の後頭部を押さえた。その手を跡のついた首に滑らせながら。
あなたに、この汚れた気持ちを悟られないか。
まだ、知らないままで、俺のことを愛してほしい。
ぜんぶ、しらないままで。
渇愛していることにだって、気づかずに。
「ぅ〜ぁは、ぁっ〜〜〜ん、ぅ、」
『っ”は、きもちい?』
『ほんと、からだほそいね』
「ぅ、っぁ、は、ん〜〜、」
「ねぇ、ほしるべ、ぇっ」
彼の方を向いて、首に回していた腕をずらす。
『ん、なあに、』
「しんで」
「俺といっしょに、ね、」
「おれさあ、きょう、たくさんくすりのんだんだよ」
「もう、しぬんだって」
『え、は、ちょ。何言ってるの、嘘つかないで?』
「いったじゃん、俺、お前と死にたいの」
あなたの細い手に縋って。
孤独を感じたなんて言わない
なにを感じたわけでもない
目の前にいる、綺麗な貴方の隣にいるのが
前のきみをおもいだしてしまうだけ
「おまえは、優しいから」
「俺に、きっとついてきてくれる」
「だから、2人だけのお前の宇宙に行こう」
ーーーーrbside
どんどん白くなっていく彼の肌、肋骨に触れる。
生憎様、言い返す言葉も見つからない
ほんと、ずるい人だなぁと思うのは
きっと自分が異常なんだろうと思う。
どんどん重たくなる彼の瞼に焦りを感じて首を絞める。
また、目が見開く。
『ねぇ、俺が死ぬ前に死なないで』
『置いていかないで』
「は、⋯は、ず、る⋯、」
彼の息の根が止まる前に指を離し、
彼の生命を繋ぐように。
きっと、盲愛。許してね。
『ねぇ、ずっと小柳くんが欲しい』
「ん、っ、あげ、る よ、 」
「だから、いっしょに、行こう」
『なんで、なんで、愛してるのに、なんで、』
きみが、いちど置いていったのに。
またおいていかないで、なんて
ずるい、ほんとうに、ずる、い。
力の入らなくなってきた腕で、困り眉の彼の頭を寄せる。
長く、息も持たない、唾液も垂れるキスをする。
愛で埋め尽くして。もう何も感じないで。
最後に愛してるを聞けたから、十分。
きぃっと、愛されてることがわかったならもう一度会えるから。
まともに出ない声で、掠れた声で話しかける。
息が苦しくなり、最期の声をかける。
最期くらいは、彼の可愛い顔をみてやりたかったのに。
華奢な指先に縋って、手を握る。
喪失感は、もういらない。
「⋯⋯ま、って、る」
目を瞑った。鼓動が止まった。
俺の跡だらけの身体がどんどんどんどんどんどんどんどんどんどん白くなっていく。
リビング足を滑らせる。
いつの間にか随分と減っている錠剤の瓶を
彼のいるベッドへ持っていく。
ベッドの端に座り、目を伏せる。
彼のためにと置いた水を手に取って、口に含む。
大量の薬を流し込んで。
意識が消えぬ間に、彼の体を噛んで、噛んで。愛されたと感じてくれるように。
噛んで、噛んで。
噛んで、噛んで。
かんで⋯、かん、で⋯
噛んで、
幸せな思い出は、白い手で終わらして、塗りつぶす、
盲愛になってしまったのに、動かない彼に渇愛しても、もう意味はないのに。
side:?
白く赤い滲んだもので塗りつぶされている星導と小柳の身体。
きっと愛し愛されそして孤独に死んだ。
白いオトモたちは、主人が一生起きないことも知らず、いつものようにと言うように主人の間で寝ていた。
酷く、ーー、ーーーーーーーーーーーーーー。
コメント
2件
わぁ…😭死ネタってやっぱり泣いちゃうけど好きです…😭心中は良い… あなたのおかげでどんどん癖の扉が開いてゆく…😭