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発端は、完全にぷーのすけだった。
相変わらず近い。
隣。肩。
気づいたら横にいる。
【M T A K】「いや待て待て待て待て」
ついにみんなが声を上げた。
【まぜ】「ぷーのすけ、それはさすがに距離おかしい」
【あと】「一人だけ近すぎだろ」
俺は慌てて謎にフォローを入れる。
【あき】「だ、大丈夫だから!」
「俺がいいって言って――」
【まぜ】「それが問題なんだよ」
ぴしっと言われて、俺は黙ってしまった。
【ちぐ】「“いい”って言える状態じゃないの、分かってる?」
【まぜ】「甘え下手な人間の“いい”は信用ならん」
ぷーのすけが即反応する。
【ぷり】「だから俺が近くにいる」
「それで済む話やん」
【まぜ】「独占すんな」
空気が一気に張り詰める。
【ちぐ】「守るのは分かるよ?」
「でもさ、それ一人で背負うことじゃないじゃん」
【ぷり】「……は?」
【まぜ】「ぷーのすけだけが特別ポジションなの、納得してない」
【あき】「え、ちょ、待って」
「なんでそこで揉めるの?」
すると、あっとが前に出てきた。
【あと】「じゃあさ」
「それ以上行くなら、俺らも行くけど?」
【あきぷり】「は?」
【あと】「距離の話」
そのまま、俺の向かい側に座る。
【あと】「一人が近いなら」
「二人でもいいだろ」
【あき】「ちょっと待て??」
さらに一人。
【まぜ】「じゃ、背中側も押さえとく」
「逃げにくいだろ」
【あき】「包囲すんな!!」
完全に囲まれた。
ぷーのすけが眉をひそめる。
【ぷり】「おい、やりすぎやろ」
「落ち着かなくなる」
【あき】「それは、そう」
【ちぐ】「でもさ」
静かに言われる。
【ちぐ】「ぷりちゃんだけが“一番近い”顔するの、違うと思う」
【けち】「僕らも同じだけ怖かった」
「気づいたら、あっきぃが一人で限界迎えそうだったの」
俺は、ぎゅっと服を掴む。
【あき】「……俺」
「そんな顔してた?」
【ちぐけちゃ】「してたよ」
【あと】「全員見てた」
【まぜ】「見てたのに、動くの遅れた」
沈黙。
ぷーのすけが、ゆっくり息を吐く。
【ぷり】「…はぁ…わーったよ」
少しだけ距離をずらす。
その代わり、言った。
【ぷり】「でも離れはしない」
「俺も引かない」
みんなが頷く。
【あと】「それでいい」
【まぜ】「一人で抱えんなって話」
俺は、完全に混乱していた。
【あき】「……なんこれ」
「俺、そんな価値ある?」
一瞬で、全員の視線が俺に集まる。
【けち】「あるに決まってるでしょ!!」
【あと】「むしろ今まで何見てたんだよ」
【ちぐ】「自覚なさすぎー!」
【まぜ】「誰か一人に寄りかかるな」
【ぷり】「全員に寄りかかれ」
【あき】「……っ」
俺は、声が詰まった。
【あき】「それ、ずるい」
「逃げ場なくなる」
【まぜ】「逃げなくていい場所だから」
まぜちが、そう言った。
俺は観念して、肩の力を抜いた。
【あき】「……じゃあさ」
「全員でいるなら、条件ある」
【ちぐ】「なに?」
【けちゃ】「なんでも言って!」
【あき】「俺が元気ない時」
「“役”求めないで」
【あと】「求めない(即答」
【まぜ】「むしろ禁止」
【ぷり】「笑わせるのは俺らの仕事」
俺は、笑った。
囲まれてるのに、息苦しくない。
近すぎるのに、怖くない。
AMPTAKはこの日、
**「誰か一人が守る」じゃなく
「全員で離さない」**に更新された。
ぷーのすけの距離バグは、
いつの間にか“全体仕様”になっていた。