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眠くなるほどに眩しい光と、針のような冬風が私の目を刺した。
うとうとするほど眩しかったのに、冬風に刺されるものなので、私の時計はどうもこうも揺れてばかりだった。
ボロボロのスニーカーを一つ進める。
やはり光と冬風は強まるばかりなのだ。
周りの人達はスタスタと歩いて行く。が、私は一つ進めた後、しばし留まっていた。
特に何もない。
何もなかったのに私は留まっていた。
行き去る人々の服装。持ち物。といったものをぼうっと眺める。
やがて眠くなるような光は傾いて、私のことを照らす。
針の方向は変わる。
光に照らされたって、日眼鏡をかけるだけ。
特に意味のない文をだあらだあらと書いて、これは天才的だともてはやす。
謎にサングラスのことを日眼鏡と表現する。
特に哀しくもなんともないのに、ただ小説家みたいなことを書きたいとかなんとかでだらだら書いたものを需要もないのに与えるのは、実に莫迦だと思うのだ。