テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ゆめめ🌱@毎日投稿20日目
1,066
343
サブ垢
103
唯菜🐣
4,945
青赤編
赤視点
「今日中にこの仕事終わらせないと!!」
オレはパソコンを開き、紅茶を一口飲んで気を引き締める。
土曜日は、オレの彼氏である青ちゃんとの初デートなので、今日中に生徒会の仕事を終わらせて思いっきりデートを楽しみたいのだ。
「よしっ」
オレはパソコンに手を置き、仕事を始めた。
バンッ
勢いよく生徒会のドアが開く音がする。スーッと、オレは嫌な予感を覚える。
「やっほー赤!仕事進んでるー?」
そこに現れたのは、オレの先輩、桃ちゃんだ。彼は今までに見たことのない満面の笑みを浮かべていた。
「げ」
急な桃ちゃんの登場に、オレは思わず声が漏れてしまう。
「先輩に向かってげとはなんだ」
桃ちゃんはオレの言葉に突っ込んだあと、生徒会室の奥の方にある椅子を引っ張り出してきてどかっと座る。
「で、仕事進んでんの?」
「数秒前進まなくなりました」
桃ちゃんはキラキラとしたかっこいい顔でオレに聞いてくる。
「俺の顔にみとれたからか?」
「違うけど」
オレは即答する。
「じゃあなんでだよ!?」
「桃ちゃんが来たからだよ!!」
オレは思わずちょっと大きな声を出してしまう。
言い過ぎたかな・・・?でも早く終わらせて青ちゃんとデートしたいから・・・・
桃ちゃんはしばらく黙ったあと、オレにぐっと近づいてくる。
「さ、桃ちゃん・・・??」
「赤・・・!!俺、今日は莉犬に伝えたいことがあってきたんだ」
なんだろう・・・?オレなにか悪い子としたかな?
「・・・・好きだ。俺と付き合ってくれ」
「え・・・・!?」
ぶわあっと頬が熱くなる。桃ちゃんがオレのことをすき??でも、オレには青ちゃんという大切な恋人がいてっっ!!!
「うわ!?」
刹那、ネクタイを桃ちゃんに引っ張られたと思えば、唇に柔らかい感触が伝わる。
桃ちゃんにキスをされた。
「んっ!!!??」
頭が真っ白になる。キスをされるなんて思っても見なかった。青ちゃんともしたことがなかったのに・・・!!
がちゃ
後ろでドアが開く音が聞こえた。
「赤くーん」
青ちゃんだ。きっとオレの応援に来てくれたのだろう。だけど、青ちゃんはオレと桃ちゃんがキスをしていることに気づいた。
「は?」
今までに聞いたことのない、青ちゃんの低い声。オレは我に返って桃ちゃんから唇を離す。
「青ちゃんっっ!!これは、ちがくてっっ!!」
オレが涙目で慌てて説明をしようとしている間に、青ちゃんはオレの座っている椅子をくるっと回し、後ろからぎゅっとハグしてきた。
「ねえ、僕の”彼女”になにしてんの?」
青ちゃんは桃ちゃんを睨みつけて、そう静かに言う。
「え、そこ付き合ってたん?」
桃ちゃんは戸惑い混じりに言う。そして、はあっとため息を付き、うつむいて「ごめん」と一言言い、生徒会室を出ていった。
コメント
1件
うわっ、第1話からこの展開!?先輩にいきなりキスされて、しかも彼氏の青ちゃんにバッチリ目撃されちゃうって…赤ちゃんの動揺がめっちゃ伝わってきたし、青ちゃんの「僕の"彼女"になにしてんの?」の低い声、ゾクッとしたよ…。続きが気になりすぎる!😳💦