テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
桃ちゃんが出てったあと、しばらくの間沈黙が続く。
「・・・青ちゃんっ、そのっ!!」
オレが声を振り絞って青ちゃんに謝ろうとすると、
「ごめんね、赤くん。僕がもっと早く来てればよかった」
と、青ちゃんはさっきさとちゃんに放った「低い声」ではなく、温かい「優しい声」で言う。
その言葉に急にポロポロとオレの目から涙が出てくる。
「ごめんねっ!!青ちゃんっっおれ、桃ちゃんとっっ!!キスしちゃったあっっ!!好きなのはっっ!!青ちゃんなのにいっ!!!」
オレは泣きながら青ちゃんに謝る。
すると、青ちゃんは今度は正面からオレを抱きしめて、
「よしよーし、泣かないの。桃くんも、多分僕と赤くんが付き合ってることなんて知らなかったんだから。大丈夫だよ」
と言い、背中を撫でてくれる。
オレは涙が止まらなかった。
オレが泣き止むまで、青ちゃんはずっとオレを抱きしめてくれて、「大丈夫だよー」と言ってくれた。
20分後、ようやくオレが泣き止んだ時、青ちゃんはにっと笑って、
「今から、僕んち行こうよ。生徒会の仕事は、また月曜日すればいいでしょ」
と言った。
「え、なんで?」
「消毒しないとね」
「?わかった」
オレは疑問を抱えつつも、一緒に青ちゃんの家に行くことになった。
青視点
30分後。
色々あって、僕と赤くんは、僕んちでお泊り会をすることになった。
「おじゃましま〜す、、、」
赤くんは小さな声で言う。
「なんでそんな小さい声なの」
「いや、誰かいるのかな〜って」
「今日は親いないよ?」
そう、都合よく親二人とも出張で、ここ1週間は僕一人だけだったのだ。
「そ、そうなんだ」
赤くんは初めて僕の家に来て緊張しているのか、ぎこちなく僕の言葉に返して靴をぬぐ。
「青ちゃん、靴ってここに置いといても大丈夫?」
赤くんが上目遣い(無意識)で僕に聞いてくる。さっきまでいっぱい泣いてたせいで、目は赤く腫れていて可愛かった。
そんな超かわいい赤くんを見て、僕は今まで我慢していたことが抑えられなくなってしまった。
ドンッ
僕は赤くんに壁ドンをしてしまった。
「!!」
莉犬くんは顔を真っ赤にさせて驚く。
僕もさっきから顔が暑いので、きっと真っ赤になっているんだろう。
「んっ・・・・!!!」
僕はさっきの桃くんからのキスを上書きするように、莉犬くんにキスをした。
「・・・・青ちゃっ・・・」
赤くんが僕の名前を呼び終える前に、僕は赤くんの口の中に下を入れた。
ディープキスを始めてから数分後。
「「ぷはっ\\\\」」
ようやくお互いに口を離して見つめ合う。
赤くんは今にもとろけてしまいそうな顔をしていて、更に僕の理性を壊していった。
「ベッド行こっか・・・」
僕は赤くんをお姫様抱っこして、寝室へと向かった。
2時間後
「はあっ・・・はあっ・・・」
僕は一人息を整える。僕のとなりでは、赤くんがスースーと眠っていた。あれから何時間も、赤くんは悪くないとはいえ、しっかりと消毒をして忘れさせないといけないので色々と莉犬くんに叩き込んだのだ。
僕は赤くんの頭を優しく撫でる。
「好きだよ」
僕は寝ている赤くんにそっと言う。赤くんと桃くんがキスをしたことは相当ショックだったけど、もう二度と赤くんをあんな目に合わせるわけにはいかない。
「絶対もう誰にも邪魔させないからね」
僕はそうつぶやき、目を閉じた。
ミント
34
雪花
1,498
78
コメント
1件
ああ〜もう、このどろどろした感じたまらないです…🥀 青ちゃん、嫉妬してるのに優しくて、でもちゃんと執着してるのが伝わってくる。 「消毒」って名目でキスし直すとか、ずるいし最高ですね。 赤くんが泣いてるところも、青ちゃんの低い声と優しい声の使い分けも、全部ツボでした。 続き、もっと読みたい…!