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神崎:「は、?」
そこには、血まみれで倒れてる御上先生がいた
神崎:「御上先生?!ぇ、ちょ、…なんでッ、!」
御上:「かん…ざ、…き、くん、?」
まずいと分かっている
頭の中はぐるぐる回っていて何かを考えようにも御上先生の事でいっぱいだ
今1番家が近いのは…次元か
神崎:「とりあえず、次元の家まで行くか…」
そう言って俺は次元の家まで走った
ー次元の家ー
5分ほど走って次元の家に着いた
息を切らしながら次元の家のドアを叩く
次元:「どうしたの…神崎?と御上?!なんでそんなに血だらけなの?!」
神崎:「それは俺も分からない、とりあえず入れてくれ」
次元:「あぁ、もちろん!」
流石次元、物分りがいい
内心物凄く焦りながらも冷静を装う
そして次元の部屋の中に入りベッドの上に御上先生を寝かす
神崎:「御上先生、意識ある?」
御上:「ぅ、ぅ”ぁ、」
神崎:「意識はあるね、喋れないのにごめん」
次元:「とりあえず包帯持ってくる!」
神崎:「ありがと、」
やばい、相当血が出てる…
神崎:「痛いよな、ごめん、すぐ手当するから」
御上:「ご、め、…ぅぁ”ッ、」
神崎:「いいよ、大丈夫…喋ると痛いだろ、」
次元:「遅くなった!これ包帯!」
神崎:「ありがと、!」
1度消毒をする
神崎:「染みるからめっちゃ痛く思う、我慢してね」
そう言ってガーゼに消毒液を出し傷に当てる
御上:「ぅ”ッ、い”ぃ、はぁッ…ふッ、ん…ッ、」
痛さに声を上げる御上先生の目には涙が滲んでいた
この御上先生を可愛いと思ってしまった俺は最低なのだろうか
神崎:「痛かったね、もう終わり、包帯巻くよ」
そう言って包帯をまく
御上:「ぁり…がと…、」
神崎:「いいよ、もう終わったから、寝てな」
そう言うと御上先生は安心したのか寝息を立てて寝てしまった
このままこの人の目が覚めなかったらどうしようかとめいっぱい思考をめぐらせる
多分俺はこの人が好きなんだ
だからきっとこの人が死んだら俺も着いてくだろうなとか思ってくすっと笑う
次元:「御上大丈夫そ? 」
神崎:「まぁ大丈夫だと思う、だけど結構傷が深いかな」
次元:「そっか、まぁ起きたら話聞こ」
神崎:「うん、そうする」
ー3時間後ー
御上:「ん、」
神崎:「ぁ、起きた?」
御上:「…」
神崎:「…笑」
あの御上先生が豆鉄砲を食らった鳩みたいな顔をしている
神崎:「大丈夫?傷もう痛くない?」
御上:「ぁ、うん、大丈夫…」
次元:「:ぁ、御上起きたー?」
神崎:「うん、起きた」
御上:「…ここは?」
神崎:「次元の家、御上先生倒れてたから」
御上:「ぁ…そっか、ごめんね」
次元:「気にしないでー手当とかしたのは神崎だし」
御上:「そうなの?」
神崎:「まぁね、」
御上:「ありがとう、」
神崎:「いーえ、それよりもなんであぁなったかを教えて欲しいな」
いつもより真剣だと捉えられそうな眼差しを御上先生に送る
御上:「ぇと、なんか変な男の人に声かけられて、それでホテルに連れてかれそうになって逃げようとしたら包丁で刺されて…」
神崎:「そっか、」
絶対そいつ〇す
神崎:「怖かったね、」
御上:「ぇ、?」
神崎:「?怖くなかったの?」
御上:「ぃや、怖かった…けど、」
神崎:「…?まぁいいや、無事で良かった」
御上:「…ありがとう、」
神崎:「いいよ、帰れそ?」
御上:「うん、」
次元:「帰る?」
神崎:「うん、行けそうだわ」
次元:「じゃ、玄関まで送ってくわ」
神崎:「ありがと」
次元:「じゃ、ばいばーい 」
神崎:「うぃ、また明日」
御上:「…」
帰り道
御上:「…神崎くん、」
神崎:「ん?どうした?」
御上:「僕、変なこと言わなかった?」
神崎:「…んー、特には」
御上:「特にはって…一応何かあるってこと?」
神崎:「…まぁね、ちょっと泣いてたぐらいだけど」
御上:「ぇ」
神崎:「?どうしたの?」
御上:「いや、…恥ずかしいところ見せちゃったなって」
神崎:「いいよ、可愛かったし」
御上:「え?」
神崎:「…ぁ」
しまった、言ってしまった
御上:「…//」
え、照れてる?
神崎:「可愛い」
御上:「ぇ、は、?」
もうこの際いいや、可愛いのは本当だし
御上:「と、年上を揶揄うのはダメだよ…///」
神崎:「本当のことを言ってるだけだよ、本当に可愛いし」
御上:「…///」
神崎:「…その顔、他の人には見せないでね」
御上:「ぇ、…うん」
神崎:「じゃ、俺家ここだから、バイバイ 」
御上:「うん、バイバイ…//」
次回 学校編!