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あの日聞こえてきた歌声を
追いかけることにした私を
今日は全力で頭を撫でたい
誰かが側にいてくれても 埋まらないものがあると知った
それがきっと「孤独」ってやつなんだと
追いかけた先に何があるかなんて 何も知らないのに
空いた穴を埋めたかった
愛されたい そんな彼らの歌に
愛してる と返すけど
彼らにだって「孤独」はあって
信じたい 思いは同じで
信じてる と言われても
誰にだって「孤独」があるんだと
誰かが側にいてくれると
知れるものがあると気づいた
それがきっと「希望」ってやつなんだと
空けた、空いた穴が埋まるなんて そんなことないから
追いかけ続ける
だからこそ そんな彼らの歌が
大好き と言えるけど
彼らにだって「希望」はあって
分かって欲しい 願いは同じで
分かるよ と言われても
誰にだって「希望」はあるんだと
自分の孤独に気づくとき
ほら胸が痛むな
ぎゅっと繋いだ手を離すとき
また胸が痛むな
痛み止めはいつだって効かないんだから
慰めてあげるように
歌を歌う彼らと
真似をするように
詞を綴る私
彼らにだって「孤独」はあって
誰にだって「希望」はあるんだと
それでも全ての形在るものが
互いを全て知ることは
到底できっこないから
今日とて そう誰かを
追ってるんだ みんな
私は彼らを
彼らは何かを
代わりはいないから