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玄武が魔物に襲われた日から、僕は玄武邸で結界を張った。
だけど…
剣持「ふぅ…玄武はやっぱ凄いな…」
数時間張っているだけでも一苦労。これを毎日四六時中行っていた玄武は、流石としか言いようがない。
剣持「まだまだ敵わないなぁ…」
弦月「青龍様、お疲れ様です。」
剣持「あ、お疲れ様です」
弦月「結界まで張っていただいて、ありがとうございます。」
剣持「いえ、これぐらいはやらせてください。玄武の結界ほど強くはないですけど…笑」
弦月「…青龍様は幼い頃、玄武が…甲斐田がお世話を他の四神様に任せられました。」
剣持「え?」
弦月「その頃の甲斐田は、まだ四神としては半人前。治癒だけでなく、結界もあまり上手とは言えませんでした。」
剣持「へぇ〜…流石の玄武も幼い頃から上手だったわけじゃないんだ。」
弦月「甲斐田は青龍様のお世話を任されてから、たくさんの鍛錬をしていました。」
剣持「…え。」
弦月「それからは水だけでなく、治癒から結界まで。守れるためのものは全て習得なされました。」
剣持「…甲斐田君…。」
弦月「…もしよろしければ、玄武様が書かれた結界についての本をお持ちしましょうか?」
剣持「…お願いします!!」
不破「…玄武は凄いなぁ?あんなに凄い結界や治癒を習得したなんて。」
加賀美「そうですね、大変だったでしょうに。それを私達に教えてくれたことも、感謝しましょう。」
不破「そうやな!」
長尾「あれ?お二人ともいつ来たんすか??」
不破「お!こんちゃーす!」
加賀美「お邪魔しています。ついさっきこちらに来たんです」
長尾「なんかあったんすか?」
不破「それがなぁ…」
加賀美「…町に数体、魔物を発見しました。倒しはしましたが、警戒しておいたほうがいいかもしれません。」
長尾「わかりました。俺も時々町に行って見ておきます。」
加賀美「お願いします。」
剣持「あ!ふたりとも!玄武の書いた結界についての本凄いよ!!」
不破「どしたん〜?」
剣持「めっちゃわかりやすくてさ〜…」
加賀美「…すみませんが、青龍にはまだ伝えないで貰えませんか?」
長尾「え?いいですけど、」
加賀美「今言うと、気にしてしまいそうですし。彼がこれから、結界を強くしてくれると思うので。」
長尾「…わかりました!」
加賀美「ありがとうございます…笑」