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あれから僕はかなりの式神を倒した。
苦痛のないよう一撃で倒しているため、正直かなり消耗している。
「はぁはぁはぁ」
「かなり消耗してきているようだねぇ、そろそろ本気を出すかな。」
お婆さんはそういうとポーチから釘を数本取り出し、それをこちらに飛ばしてきた。
僕は咄嗟に結界を張る。
ガキン!ガキン!ガキキキン!
僕の結界にヒビが入る。
まじか!釘数本で悪凱の一撃よりも威力があるぞ!
「かったいねぇ。あんたほんとどっから来たんだい?」
「あなたもなに者です?ただの祓い屋ではないですよね?」
「あやかしに素性を教えるわけがないだろう?」
次にお婆さんは釘を僕の周囲に飛ばして地面に突き刺した。
まずい!なにかくる!
僕は走り出す。
「少し走り出すのが遅かったねぇ。雷陣、雷釘!」
「うぁあああ!」
地面に刺さっている釘から雷が放出され、全方向から向かってくる雷をもろに受けてしまった。
耐えられず膝をつく。
「これは結構効いたみたいだねぇ。まだまだいくよぉ!」
さらに両手にたくさんの釘を持ったところでクロとシロがこちらに向かってきているのがわかった。
「慎二と和樹は負けて殺されたか…だから嫌いなんだよあやかしは、私の大切なものをいつも奪って行く!」
「あなただってあやかしの大切な人を殺しているじゃありませんか?」
「ふん!あやかしに何がわかる?さすがに3対1は勝ち目ないねぇ。ここらへんで逃げさせてもらうよ。」
そういうとそのお婆さんは目隠しをした背中に大きな釘が刺さっている大きな鳥の式神を召喚し、空に消えていった。